楽天ポイントをためる方法はたくさんありますが、ちまちまためるのではなく、効率良くザクザクポイントをためたいと誰しも思うでしょう。実際そんな方法があったらすぐにでも始めたいですよね。
ここでは、楽天ポイントを効率良くためられる「裏技的」な方法を3つ紹介します。ちょっとした技、ちょっとした手間で、ポイントのたまり具合が違ってくるので、ぜひ実践してみてください。
ファイナンシャルプランナー(1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP認定者)。
“お金について無知であることはリスクとなる”という私自身の経験と信念から、子育て期間中にFP資格を取得。実生活における“お金の教養”の重要性を感じ、生活者目線で、分かりやすく伝えることを目的として記事を執筆中。大学では美学美術史と油絵を学び、文学と造形の学士を取得。しかし今は芸術とは程遠いお金の計算に情熱を燃やす人間になっている。伏線がきれいに回収された小説を読むのが好き。
ネットショッピングをする際、お店のサイトから直接購入せず、ポイントサイトを経由することでポイントが獲得できます。ポイントサイトの利用者がサイト内の広告から商品やサービスを購入すると、その広告主はポイントサイトの運営会社に成果報酬を支払い、その一部が利用者にポイントとして還元される仕組みです。
ポイントサイトはいろいろありますが、楽天ポイントがためやすい「モッピー」と「楽天リーベイツ」を紹介します。
モッピーは会員数が1000万人を超えるポイントサイトの大手です。モッピーでためたポイントは、現金や他社ポイントに等価交換することができます。楽天サービスも多数掲載されています。
このモッピーでは、楽天ポイントを5000ポイント以上獲得することも可能です。なお、ポイント数は時期によって変動するため、たくさんもらえるタイミングを狙って利用すれば、さらに多くのポイントが獲得できます。
モッピーでは、楽天カードの新規入会&利用で5000ポイントがもらえるキャンペーンを常時開催しています。楽天カードをモッピー経由で作れば、楽天のポイントにプラスしてモッピーのポイントも獲得できます。ポイント数は時期によって変動があり、通常は1200ポイントですが、楽天カードの増額キャンペーンの時期には、モッピーポイントも増額されることが多いです。
過去の例をみると、楽天カードの公式入会特典が8000ポイントに増額されていた期間は、モッピーでもらえるポイントも1万1000ポイントに増額されていました。このように、ポイントアップのタイミングで入会すれば、合わせて1万9000ポイント獲得できることもあります。ポイントアップ時期は月1回、1週間程度開催されており、毎月15日頃が多いようです。
さらに、モッピーをまだ利用していない人は、新規入会特典の2000ポイントを獲得できるチャンスもあります。
楽天リーベイツは、楽天が運営するポイントサイトです。そのため、楽天ポイントしかためられませんが、楽天市場にない有名ブランドや公式ストアとの提携があり、ショップごとに定められた還元率でポイントをためることができます。
例えばユニクロやGU、Appleストアでの買い物、JALの航空券購入なども、楽天リーベイツを経由すれば楽天ポイントがたまります。還元率はショップごとに1〜20%程度まであります。初めて楽天リーベイツを利用する人は初回特典として、1回の注文で3000円(税別、以下同)以上購入すれば、最大500ポイントがもらえます。パソコンなどの高額商品でポイントが付くのは見逃せませんね。
楽天市場では頻繁にキャンペーンが開催されています。キャンペーンを利用して買い物をすれば、ポイントを効率的にためることができます。
毎月5と0のつく日(5日、10日、15日、20日、25日、30日)に、楽天市場で楽天カード決済によって買い物をすると、ポイントが5倍になります。ポイントアップにはエントリーが必要です。
例えば、1万円のスニーカーを購入すると、510ポイントがもらえます。このうち5と0のつく日特典分は200ポイントで、月間3000ポイントが上限となります。ただ、5と0のつく日特典分は期間限定ポイントとなっているので注意が必要です。
楽天スーパーSALEは年に4回(3月、6月、9月、12月)に開催されます。多くの商品を割引価格で購入できるだけでなく、「ショップ買いまわり」でポイントが最大10倍になります。ショップ買いまわりとは、キャンペーン期間中に1000円(税込)以上の買い物をした「ショップ数」に応じて、ポイントがアップしていくキャンペーンです。最大は10ショップで10倍(通常ポイント1倍+期間限定ポイント9倍)になります。参加するにはエントリーが必要です。
ショップ買いまわりと同じようなキャンペーンとして「お買い物マラソン」がありますが、内容はショップ買いまわりと同じです。楽天スーパーSALEよりも割引率は低くなりますが、毎月開催されています。
楽天スーパーDEALとは、キャンペーンページに掲載されている対象商品を買うと、最大50%のポイントが還元される常時開催のキャンペーンです。商品によって、20〜50%までのポイントバックがあります。付与されるポイントは「期間限定ポイント」ではなく「通常ポイント」であるところが利点です。
ただし、ポイントが欲しいために、無駄な買い物をしてしまうのは本末転倒なので気を付けましょう。目的のものが対象商品にあったら買うという使い方がよいですね。
変わり種のキャンペーンとして「勝ったら倍」があります。楽天イーグルス、ヴィッセル神戸、いずれかのチームが試合で勝った翌日または翌々日に楽天市場で買い物をすると、ポイントがアップするキャンペーンです。1つのチームが勝つと2倍、2つのチームが同じ日に勝つと3倍になります。参加するにはエントリーが必要ですが、メルマガ登録でキャンペーン開催を知らせてくれるのでエントリー忘れを防ぐことができます。獲得ポイントは期間限定ポイントになります。
基本、キャンペーンを利用してもらえるポイントは期間限定ポイントになります(楽天スーパーDEALは通常ポイント)。そのため、期限には気を付ける必要がありますが、期間限定ポイントは通常ポイントよりも優先して消化されるので、楽天ポイントを日常的に使う習慣があれば問題ないでしょう。
ふるさと納税は、寄付金額のうち2000円(自己負担額)を超える部分について、所得税や住民税から還付・控除が受けられる制度です。つまり本来支払うべきである税金が寄付金に形を変えているといえます。その寄付金額でポイントもためられると考えると、ふるさと納税は最強の「ポイ活」ではないでしょうか。
楽天会員になって楽天ふるさと納税で寄付をすれば、最低でも寄付金額の1%のポイント還元があります。楽天カードで決済をすれば、ポイント還元率は3%になります。
楽天ふるさと納税は楽天市場の店舗と同等の扱いなので、楽天市場のキャンペーンでさらにポイントアップを狙うことができます。「毎月5と0のつく日」に楽天カード決済で寄付をすれば、ポイント還元率は5%になります。
楽天ふるさと納税は「お買い物マラソン(ショップ買いまわり)」の対象店舗にもなるので、10ショップを達成すればポイント10倍も可能です。10ショップが無理でも、例えば1回で3万円を寄付するのではなく、寄付する自治体を3自治体に分けてそれぞれ1万円ずつ寄付すれば、3自治体は3ショップとしてカウントされるので、ポイント3倍(通常ポイント1倍+期間限定ポイント2倍)になります。
「毎月5と0のつく日」と「お買い物マラソン」は併用できるので、「お買い物マラソン」開催中の「5と0のつく日」に、楽天カード決済でふるさと納税を3自治体に1万円ずつ行えば、ポイントは7倍になり、2100円の楽天ポイントが獲得できます。これだけで自己負担額2000円の元が取れます。
ふるさと納税を1万円×3自治体、合計3万円寄付(楽天カードで決済)すると……
ポイントは合計7倍に!
注意点は、期間限定ポイントであることと、月間合計獲得ポイント数の上限があることです。「お買い物マラソン」は上限7000ポイント、「毎月5と0のつく日」は上限3000ポイントになります(キャンペーンごとに獲得上限ポイント数は異なります)。
ふるさと納税で楽天ポイントをためられるだけでなく、ポイントを使って寄付をすることもできます。キャンペーンで付与された「期間限定ポイント」も寄付金額の一部、または全部に充当することができます。
そのため、期間限定ポイントの使い道に迷っている場合、ふるさと納税の寄付金に使うのも1つの方法です。
楽天ポイントはためやすく使いやすいポイントです。今回ここで紹介した方法は、複数ある方法の一部です。楽天サービスを使えば使うほど、SPU(スーパーポイントアッププログラム)によってポイントはたまりやすくなるので、さまざまなサービスを楽天で統一して「楽天経済圏」の住人になることがザクザクためるための近道になります。
キャンペーンなどでためやすいポイントは期間限定ポイントになるため、ポイントをためるだけでなく、使い方にも注力するとよいでしょう。
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