9月に発売された「iPhone 15」シリーズでは、端子にUSB Type-Cが採用されました。さまざまな機器で使用できる端子なのでケーブルを減らすことが期待できますが、W(ワット)数が低い充電器だと1つでは電力が足りず、充電器が複数必要になって結局あまり荷物を減らせないかもしれません。
ここではiPhone 15とノートパソコンを同時に充電できる、ワット数が高くて複数のポートを備えた「USB Type-C充電器」おすすめ3選を紹介します。
iPhone 15シリーズのパッケージには「USB-Type-C 充電ケーブル(1m)」は同梱されていますが、充電器(電源アダプター)は入っていません。
この機会に新しい充電器を用意したいところですが、iPhone 15シリーズ用の充電器を選ぶ際に注意したい点があります。
それは充電器の対応ワット数やUSB Power Delivery(PD:パワーデリバリー)に対応しているかです。iPhone 15シリーズを急速充電するには、USB Power Delivery(PD:パワーデリバリー)に対応した20W以上の電源アダプターを使用する必要があります。
条件を満たした充電器を使えば、約30分でバッテリーを最大50%まで高速充電できます。
またType-C充電器のさまざまな機器に対応するというメリットを生かすのであれば、Type-C採用のMacBookやWindowsノートパソコンを充電できるようにワット数の高いモデルがおすすめです。iPhoneとそれらのノートパソコンを同時に充電すること考えるのであれば、60Wを超える電力のモデルだと安定して充電できます。
140Wという非常に高いワット数が魅力的なモデルです。
出力に余裕があるので、ハイスペックなノートパソコンとタブレットの組み合わせや、出力によってはノートパソコン2〜3台でも同時に給電が可能です。単ポートでの使用時は140W出力に対応します。
充電用のポートはUSB Type-Cポート3つを搭載。デバイスに合わせて電力を自動で調整する独自技術NovaIntelligenceを搭載し、同時充電時も素早く充電ができます。
表面素材にはシボ加工が施されており、傷がつきにくくなっているのも毎日持ち歩く充電器としてはうれしいポイントです。
実売価格は約1万300円(税込、以下同)から。
サイズ:約63(縦)×(横)×29.5(厚さ)mm
重さ:約227g
120Wの高出力を備えた充電器です。充電用のポートはUSB Type-Cポート2つとUSB Type-Aポート1つを搭載。USB Type-Cポート単体での使用時は最大100Wとなるため、MacBookへの充電も余裕で対応します。
一般的な96W出力の充電器と比較して約40%小型化したというコンパクトなボディーも魅力で、ボディバッグやサコッシュのような小さなバッグでも持ち運べます。
実売価格は約1万3000円から。
サイズ:約80(縦)×43(横)×(厚さ)mm
重さ:約200g
最大65Wの出力が可能なUSB Type-Cポート2つとUSB Type-Aポート1つを搭載した、まとまった構成が魅力の商品です。
3ポートの同時使用時は、最大45Wと7.5W×2の出力が可能。ノートパソコンとスマートフォン、イヤフォンなどを同時に充電できます。
実売価格は約6000円から。
サイズ:約66(縦)×39(横)×30(厚さ)mm
重さ:約150g
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