フリマアプリ「メルカリ」で不用品を売って、お金に換えている人が増えています。メルカリに出品する際、少し強気の値段をつけることがあります。とはいえ、心の中では「値下げしないと売れないだろうな」という気持ちがあり、実際に値下げしてようやく売れることもあります。
しかし中には、初めに設定した価格で売れたケースがあります。今回は、これまでの筆者の出品経験の中で「思った以上に高く売れたもの」を、前編・後編で紹介します。
フリマアプリ・ネットオークションの専門家。2004年、夫が子育てのために会社を辞めたのをきっかけにヤフオク!(当時はヤフー!オークション)を始める。経験を積みながら独自のノウハウを構築。2014年にフリマアプリをスタート。NHK「あさイチ」をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。また節約や時短が大好きで、安くて便利なアイテムに興味あり。よく利用するのはダイソー。
2023年の夏に、ニトリの「サーキュレーター」をメルカリに出品しました。2022年に購入したもので、少し汚れも付いています。動作確認はできたのですが、ニトリの製品はリーズナブルなものが多いので、わざわざメルカリで中古品を買う人は少ないのではないかと思っていました。
このサーキュレーターは3990円(税込、以下同)で購入したので、半額の2000円で出品。値下げしないと売れないかもしれないと思っていたのですが、すぐに購入されました。
2000円という価格もそうですが、実は売れるまでのスピードに驚きました。すぐに購入されたのは、「ニトリ」というブランドがあったからだと筆者は考えています。知名度が高いメーカーの製品は、検索されやすいのでしょう。
以前、タイガー製水筒の「ふたパッキン」を出品したことがあります。2個セットで600円ほどで購入したのですが、結局その水筒を買い替えてしまったので、出番がありませんでした。そこでメルカリに出品してみたのです。
筆者は、販売価格を550円にしました。新品価格とあまり変わらないので、値下げをするだろうと思っていました。また、持っていても使わないので、売れるならいくらでもよいという気持ちもありました。それでも550円で即購入されたのです。
目当ての水筒のパッキンが近くの店舗にない場合、ネットショッピングで購入することになります。しかしショッピングサイトでは送料がかかることがあるので、購入者が送料を負担することがないメルカリで買おうと考える人が多いのかもしれません。
上記の「ふたパッキン」を出品する際、商品説明に型番を記載しました。家電などもそうですが、型番で商品を探す人が多いからです。
型番がある商品は、メルカリ出品時にしっかり型番を記載しましょう。入力が面倒かもしれませんが、この手間が売れやすさにつながります。
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