キーボードをタイピングする際に発生する打鍵音。「キーボードの打鍵音がうるさい人は迷惑!」という風潮がありますが、当の本人も自覚があり、なかなか直せずに悩んでいることも……。筆者もその1人です。
これまでに「静音」をうたうキーボードをいくつか試してきましたが、長らくしっくりくるものに出会えませんでした。しかしそんな中、ついに出会ったのがエレコムの「無線静音コンパクトキーボード」(TK-FDM115SKTBK)。ここでは本製品の使い心地と、ユーザーの口コミを紹介します。
Fav-Log編集部員として、主に調理家電やキッチンアイテム、初心者向けのアウトドアグッズなどの記事を担当しています。面倒くさがりなので、「時短」「ラクラク」アイテムが大好き。趣味はお酒、食べること、手軽なアウトドアです。
まずはエレコムの「無線静音コンパクトキーボード」について簡単に概要を紹介します。本製品は、パソコンのUSBポートにレシーバーユニットを挿して使用するワイヤレスタイプのキーボード。電源として単4形電池1本を使用します。ショッピングサイトでの実売価格は2000円台からとリーズナブルな製品です。
テンキーレスタイプとなっており、本体サイズ約361.6(幅)×139.8(奥行き)×26.3(高さ)mmとコンパクト。マルチOS対応で、Windows、Chrome OS、mac OSで使用できます。キーボードの上段に9種のホットキーを搭載しており、対応するキーを押せばメディアプレーヤーの起動、音量や明るさの調整などが可能です。
そして、やはり大きな特徴となるのが、“本格静音設計”。各キートップに装着したシリコンラバーによって打鍵音を大幅に削減しています。
本製品を実際に使ってみて、本当に打鍵音が静かなことに驚きました。筆者は大型の家電量販店を数軒めぐって、試し打ち用に置いてあるキーボードをたくさん試してみましたが、このキーボードが最も静かだと感じました。
購入して、今でもオフィスやコワーキングスペースで使用しており、調子が悪くなれば同製品をリピート買いしています。今までは「自分の打鍵音が迷惑になっていないか」と気にしながら仕事をしていましたが、本製品に買い替えてからは、音がほとんど目立たないことが自分でもはっきり分かり、心おきなく快適にタイピングしています。
本製品について、ショッピングサイトの口コミなどを見てみても、ほとんどの人が静音性に納得しているようでした。静かなオフィスや、子供が寝ている部屋などに使っている人もいるようです。ポジティブな口コミとしては他にも、「コスパが良い」「レスポンスが速い」「コンパクトだから机を広く使える」「エンターキーが大きくて使いやすい」などがありました。
本製品を使ってみると、静音性だけでなく、“キーの重さ”にも驚きます。キーを押した際のストロークが浅く、押し込んだ感覚があまりありません。オーバーな表現をすると、板を叩いているような感覚になります。
ネガティブな口コミの多くは、このキーの重さに集中しているようでした。「手が疲れる」と、どうしても慣れない人もいるようです。ただ、中には「使っていたら慣れた」というような人もおり、筆者もそうだったので、人によるところなのでしょう。
エレコムの「無線静音コンパクトキーボード」は、キーが重いという点で人を選びはするものの、静音性という点では非常に優秀なため、静かなキーボードが欲しい人におすすめしたい製品です。気になる電池の持ちは、カタログ上は1.5年(1日8時間のパソコン操作を想定)となっていますが、使い方次第なのかそこまではもたない印象です。
使ってみてどうしても合わなかったとしても、買い替えやすい価格なので、一度検討してみてはいかがでしょうか。
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