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「ゴアテックス」がすごいと言われる理由 他の高コスパ防水透湿素材も紹介【2024年最新版】

» 2024年08月27日 07時00分 公開
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 レインウェアやアウトドア向けのシューズ、帽子などの生地によく使われている「ゴアテックス(GORE-TEX)」。初心者からプロまで、幅広いアウトドア好きに愛用されています。

 本記事では、ゴアテックスのメリット・デメリットや、ゴアテックス以外の防水透湿素材についてまとめました。

フォト ※イメージ

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ゴアテックスはなぜ人気?

 「ゴアテックス(シリーズ)」は、防水透湿性を備えた米国生まれの生地で、「ゴアテックスメンブレン」と呼ばれる、無数の穴が空いた0.01mmほどの薄いフィルムを、撥水性の高い表地や肌触りの良い裏地でサンドしていることが多いのが特徴です。

フォト ザ・ノース・フェイス クライムライトジャケット(出典:Amazon

 ゴアテックスのすごいところは、外の雨や雪を内部に通さないように弾きつつ、内部で発生した湿気や熱気を逃すという、一見相反する特徴をあわせ持つ点です。

 ナイロンやポリエステルといった素材は水分を弾く一方で、湿気を吸い取ったり外に逃がしたりする効果はなく、ウェアの場合は蒸れてしまうこともあります。またメリノウールや麻などの透湿性が良い素材は蒸れにくい一方で、水を弾く性能はありません。

 体温が上がって汗をかくことが多く、雨にぬれるリスクも想定しなければいけないアウトドアでは、防水性と透湿性を兼ね備えた素材が重宝されます。そのためゴアテックスは、特にアウトドアシーンで人気が高いのです。

ゴアテックスシューズをチェック

ゴアテックスの欠点

 ゴアテックス素材に使われるナイロンは熱に弱いです。一般的な登山やキャンプでの使用であれば問題ありませんが、たき火には要注意。火の粉が飛んだ場合、表地が焦げて穴が開く可能性が高いです。

 なお、アイロンを当てると撥水性が復活すると言われますが、高温のアイロンを押し付けたり当て布なしでアイロンをかけたりすると、生地が痛む可能性が高いため注意しましょう。

フォト ※イメージ

 またゴアテックスに伸縮性はほとんどなく、パリッとした触り心地が特徴なため、ゴワゴワ感の強い着心地が苦手な人もいます。着心地が気になる人は、アウトドアブランドが独自に開発している防水透湿性としなやかさをあわせ持つ素材を検討してみるのもおすすめです。

ゴアテックスジャケットをチェック

ゴアテックス以外でおすすめの防水透湿素材

 優秀なゴアテックスですが、着心地や値段の高さがネックになっている人もいるでしょう。そこでここからは、アウトドアブランドが独自に開発した防水透湿素材を紹介します。

ドライテック(モンベル)

フォト モンベル スーパー ドライテック ピークシェル ジャケット(出典:モンベル公式サイト

 「ドライテック」は、モンベル独自の防水透湿素材。モンベルではゴアテックスを使用したアイテムも販売されていますが、ドライテックを使用したアイテムの方が比較的リーズナブルに購入できます

TYPHON 50000(ミレー)

フォト ミレー ティフォン50000ストレッチ ジャケット(出典:Amazon

 ミレーの「TYPHON 50000(ティフォン 50000)」も、高性能な防水透湿素材として人気です。2万mmの耐水圧を備えつつ、5万g/平方メートル/24hもの透湿性を誇り、蒸れにくいのが魅力。暑い日や運動量の多い時でも、快適に過ごすことができます。

 しなやかでストレッチ性が高く、動きやすいのもポイント。ゴアテックスの着心地が苦手な人にもおすすめです。

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