機能性とコスパを両立するラインアップが特徴のワークマン。今回は、ワークマンで高機能中綿「ソロナ(ソロナオーラ)」を搭載したジャケットを1900円で購入したので、防寒性能を実際に着て試してみます。
福山忠秀
Fav-Log編集部員。学生時代はモノ系ブログを運営し、大学卒業後はモノ系媒体の企画営業としてスマートフォンやオーディオ製品のプロモーションに携わる。その後もコンシューマー向け媒体で、企画・進行として6年の経験を積んだのちFav-Log編集部へ。趣味のモノはカメラやオーディオをはじめとした家電・ガジェットや、自転車、ファッションなどデジタルからアナログまで多岐にわたり、気になった製品ジャンルはとことん調べるデータ収集タイプのオタク。
ソロナ(ソロナオーラ)は、今や当たり前となった素材であるナイロンを開発した米デュポン社が作った高機能中綿です。
同じ厚みのダウンや中綿に比べて優れた保温性を持っているほか、柔軟性や通気性もあり、快適な着心地のウェアを作ることができます。
植物性由来樹脂を37%使用しており、環境にやさしい素材であることも特徴です。
そんなソロナを使用したアイテムとして今回購入したのが、「リペアテック ウォームストレッチジャケット」です。
ジャケット全体が柔軟性のある作りになっているので、寒暖差の大きい季節にたたんで持ち歩いて出先での体温調節に使うのも良さそうです。
また針の突き刺しによる穴を自己修復する特殊加工生地「REPAIR-TECH(リペアテック)」を採用し、耐久性も兼ね備えています。
高機能中綿と自己修復生地を使いつつ、価格は1900円(税込)と驚きの安さ。ワークマンらしい優れたコスパも魅力的なポイントです。
防寒着は早めに買わないと活躍の期間が短くなってしまいますが、実際に真冬も使えるかはその時が来るまで分からないのが難しいところです。
真冬並みの寒さの日があれば実際に試せるのに……と思っていたら早速チャンスが訪れました。当日の最高気温は9度、最低気温は5度と東京の1月の平均最高気温10度・平均最低気温5度とほぼ同じ。さらに雨も降っていて体感温度はさらに低くなる可能性があるので、防寒性を試すにはちょうど良さそうです。
夕方に撮ったスクリーンショットでは8度でしたが、実際に着て試した朝方の気温は6度。ジャケットの純粋な防寒性能を試すためという理由と、筆者が暑がりなので一般的な感覚に合わせるためという理由から薄手のTシャツだけを下に着て外に出てみることにします。
6度の気温の中、薄手のTシャツとジャケットで外に出てみましたが、寒さはまったく感じません。多少の風が吹いても冷気が侵入したり寒気を感じたりすることはありませんでした。おそらく5度を下回らない限りはインナーは薄手でも大丈夫そうです。
インナーの袖が無い前腕部分に強い風が当たった時に、冷たい風が吹いてるなと感じることもあるといった具合だったので、インナーを長袖にすれば暑がりな筆者でなくともほとんどの人が寒さを感じることは無いと思います。
薄手のTシャツでもこの防寒性能なので、さらに気温の低い日もインナーをセーターやスウェットシャツにすることで対応できそう。インナー次第でこのアイテム1着で冬を乗り切れる防寒性能を持っていると感じました。
また通気性に優れたソロナ特有の蒸れなさは今回の検証でもしっかりと感じられたので、暖房の効いた暖かい室内や電車と寒い屋外を頻繁に出入りするような場合も、このアイテムであれば快適に過ごせそうです。
素材である高機能中綿ソロナ自体のメリットである軽さや柔軟性、通気性(蒸れなさ)、着心地の良さは前回のレビューでお伝えしましたが、今回のレビューでは1月並みの気温の日(都内)に着た場合の防寒性能も試すことができました。
これだけ快適に着られて、しっかりとした防寒性能を持ったアイテムを1900円で買えるというのは本当に驚きです。
ワークマンのアイテムを日ごろから愛用している筆者ですが、ここ最近でも1番お気に入りかつおすすめのアイテムになりました。
ワークマンはフランチャイズが多く店舗ごとの在庫もまちまち。今回のレビューを読んでこのアイテムが気になった人は、見かけ次第早めに確保するのがおすすめです。
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