アウトドアシーンでノートパソコンなどのデジタルガジェットを使いたい場合、どうやって持ち運ぶかが課題になるものです。もちろん、パソコンやカメラなどを携行できる普段使いのバッグがあればそれでもよいのですが、屋外で使うために少しこだわったバッグがあると、それだけでもちょっと便利になるものです。
今回は、外遊びにもガジェットを持ち運ぶ時に検討したいバッグを3つピックアップして紹介します。
井上晃
スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter:@kira_e_noway
屋外をあちこちで歩き回ることを想定するなら、サンコーの『どこでも座れる「BACK PACK CHAIR」』が面白い選択肢です。
その名の通り小型のチェアが内蔵されており、サッと広げて腰をかけられるようになっています。内側には14インチまでのノートPCを収納できるポケットもあり、ガジェット類の持ち運びにも活用できるでしょう。
芝生でピクニックを楽しんだり、キャンプでサブのチェアとして活用したり、フェス会場などでの休憩をしやすくしたり、散歩をしながらチェアリングをしたり──と、バックパックとチェアが合体することで使い方の幅が広がります。
ちなみに、椅子の部分は取り外しも可能。重さが気になるシーンでは、リュックだけで携行することもできます。
キャンプ場などへの移動手段が車の人なら、とりあえず車にアウトドアギアと一緒にノートパソコンと周辺機器を積んで安全に持ち運べれば十分かもしれません。そんなケースでは、ビジネスシーンでの活用を想定したハードケースが意外と使えるかもしれません。
サンワサプライの「BAG-EVA7BKN セミハードPCケース」は、発泡剤EVAを使用したセミハードケース。衝撃や汚れ、多少の水などから内部を保護できます。
15.6インチまでのノートパソコンを収納でき、面ファスナー付きベルトで固定も可能です。小物収納スペースも備えているので、マウスやケーブルなどもまとめやすいでしょう。
アウトドア感のあるデザインではないですが、ソフトケースよりも安心して持ち運べるのがポイントです。
最後は、アウトドアガチ勢向けの選択肢。例えば、山を登った先でがっつり動画を編集したり、撮影した写真を確認したいような用途では、アウトドアギアとデジタルガジェットを同時に背負っていくことになります。ノートパソコンを収納できるカメラバックパックはそれなりに豊富ですが、さらにアウトドアグッズもとなると、意外と選択肢は限られがちです。
候補としてチェックしておきたいのが、Peak Design(ピークデザイン)の「アウトドア バックパック 45L」(税込6万3800円)です。容量を34.5Lから45Lまで拡張できるロールトップ式で、バッグ下部への荷物吊り下げもできるなど、収納力は抜群。ヒップベルト(腰の部分の固定具)や、スターナムストラップ(胸の部分の固定具)×2も備えており、担いだ際の安定性も安心です。
背面のスリーブにはノートパソコンを収納可能。また、別売りのカメラキューブを組み合わせれば、カメラ機材の持ち運びにも対応できます。
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