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「コンビニコーヒー」と「コーヒーメーカー」どちらがお得? 1年間のコストを比較してみた【2025年3月版】

» 2025年03月02日 09時00分 公開
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 最近の「コンビニコーヒー」は質が上がって、自宅で入れるコーヒーとあまり変わらないため、頻繁に買って飲んでいる人もいるのではないでしょうか。

 そこで気になるのがコストです。平日毎日コンビニコーヒーを買う場合と、コーヒーメーカーを買って自分で入れる場合の、1年間のコストを比較してみました

フォト タイガー魔法瓶 コーヒーメーカー ADC-A061(出典:タイガー魔法瓶

 おいしいコーヒーが仕事のお供という人は、コストを考慮した“コーヒーライフ”を選択してみてください。

石倉博子

石倉博子

ファイナンシャルプランナー(1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP認定者)。

“お金について無知であることはリスクとなる”という私自身の経験と信念から、子育て期間中にFP資格を取得。実生活における“お金の教養”の重要性を感じ、生活者目線で、分かりやすく伝えることを目的として記事を執筆中。大学では美学美術史と油絵を学び、文学と造形の学士を取得。しかし今は芸術とは程遠いお金の計算に情熱を燃やす人間になっている。伏線がきれいに回収された小説を読むのが好き。


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コーヒーメーカーは、どのくらいのコストがかかる?

 コンビニコーヒーとコーヒーメーカーで入れた場合のコストを比較するにあたって、まずはコーヒーメーカーで入れる場合のコストを算出してみます。

 コーヒーメーカー本体の代金とコーヒー豆の代金、ペーパーフィルターを使う場合はそれらの消耗品の代金がかかります。

コーヒーメーカー本体

 今回の比較には、Amazonの売れ筋ランキングで上位(2025年2月時点)の、タイガー魔法瓶「シャワードリップタイプ ADC-N060K」を使用し、試算してみます。

フォト タイガー魔法瓶「シャワードリップタイプ ADC-N060K」(出典:Amazon

タイガー魔法瓶 コーヒーメーカー「シャワードリップタイプ ADC-N060K」

5680円(税込、以下同)

※2025年2月時点のショッピングサイトでの販売価格


ペーパーフィルター

 ペーパーフィルターは、2〜4人用が指定されていることから、ここではカリタのコーヒーペーパーを選択します。

フォト カリタ「コーヒーペーパー 2〜4人用200枚」(出典:Amazon

カリタ「コーヒーペーパーフィルター 2〜4人用200枚」

748円(1枚あたり3.74円)

※2025年2月時点のショッピングサイトでの販売価格


コーヒー粉

 コーヒー豆については好みもあり、どれを選ぶかによって価格に幅が出てきますが、こちらも人気が高い「UCC ゴールドスペシャル スペシャルブレンド コーヒー(粉)」で試算してみたいと思います。

フォト UCC「ゴールドスペシャル スペシャルブレンド 1000g」(出典:Amazon

UCC「ゴールドスペシャル スペシャルブレンド 1000g」

2040円(1杯あたり21.42円)

※2025年2月時点のショッピングサイトでの販売価格



電気代

 電気代も試算してみましょう。タイガー魔法瓶「シャワードリップタイプ ADC-N060K」の消費電力は550Wです。取扱説明書によると、1杯作るのに約3分かかるとあるので、電力料金目安単価31円/kWhで計算すると、1杯作るのにかかる電気代は約0.85円となります。

消費電力:550W

1杯あたり約0.85円



 上記の試算から、1杯あたりのコストは約26円となりました。平日毎日1杯飲むと仮定すると、年間(240日)のコストは6240円となります。

コンビニコーヒーとコーヒーメーカーのコストを比較してみた

 コンビニコーヒーの価格を見てみると、大手コンビニ4社全てで、レギュラーサイズのドリップコーヒーの価格は120円となっています(2025年2月時点)。

フォト コンビニコーヒーとコーヒーメーカーのコストを比較(出典:photo-ac)

 平日毎日1杯購入すると、年間(240日)のコストは2万8800円となります。

 コーヒーメーカーの年間コストにコーヒーメーカーの本体価格を含めると、トータルで1万1920円となります。1年でコーヒーメーカーを全額償却すると考えると、2年目からは6240円で済みます。

フォト コンビニコーヒーとコーヒーメーカーのコスト比較(筆者作成)

 コーヒーメーカーを購入してコーヒーを入れて飲んだ方が、圧倒的に安上がりという結果になりました。

まとめ

 コンビニコーヒーが1杯120円、コーヒーメーカーで作るコーヒーは1杯26円(本体価格含めず)と、コストの差は歴然でした。

 もちろん、手間などを考慮するとコストだけの比較は適切ではないでしょう。通勤時に買うなどの利便性や気分転換など、コンビニコーヒーを選ぶ理由もたくさんあります。ただ、これだけ差があると多少手間がかかっても、「毎日コーヒーメーカーで入れてもいいかも……」と思うかもしれませんね。

 コスト面も参考にしながら、自身に合ったコーヒーライフを選択してみてください。

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