スマートフォンや音楽プレーヤーの普及により、今では多くの人が日常的に使っているワイヤレスイヤフォン。音質重視のハイクラスなものから、コスパ重視のものまで、幅広いモデルが販売されています。
今回紹介するのは、雑貨ブランド3COINS(スリーコインズ)の製品。もともとは300円アイテムを中心に展開してきたスリーコインズですが、現在はその枠を超え、便利で高コスパな商品を幅広く展開しています。
本記事の「カナル型ワイヤレスイヤホン」もその1つ。使い心地や音質はどのようなものなのか、実際の使用感をレビューします。なお、カラーは筆者購入のホワイトの他、ブラックも展開されています。
足立ぷたたん
Fav-Log編集部員としてファッションや小物、美容などの記事を中心に書いています。マルプーの女の子と暮らしてます。プライベートでもファッションが好きで、他にも音楽、アニメ、カフェ、ウィンタースポーツなど多趣味です。
カナル型ワイヤレスイヤホンは、ケースの電池残量が、ケース本体に数字で表示されるのが便利です。電池残量が一目で確認できるので、充電のタイミングが分かりやすく、外出中に切れてしまう心配が軽減できます。
ただし、イヤフォン本体の残量表示はやや難解。ケースに収納するたびに横のバーが下から上へと点滅するため、イヤフォン自体の充電具合をこの表示で把握するのは少し難しいと感じました。
バッテリー性能について、公式情報では、イヤフォン自体の連続再生は約5時間可能とのこと。さらにケースを満充電にしておけば、約3回分の充電ができるようです。
筆者は毎日使うわけではないですが、実際、約2時間の通勤時に使用している際、イヤフォンの充電が切れたことはないです。ケースの充電も1週間に1回程度夜間にするくらいで事足りています。そのため、思い立ったときにケースを充電する程度で十分の印象です。
公式サイトでの販売価格1650円(税込)という金額を考えれば、この充電性能はかなり優秀と言えるのではないでしょうか。
まず音質に関しては、価格を考えれば十分に満足できるレベルです。音楽や動画を再生しても、極端にノイズが入ることはありません。音質に強いこだわりがない人であれば、日常的に楽しむ程度なら不便を感じない印象です。
防音性ですが、公式サイトには「カナル型で遮音性・防音性に優れたワイヤレスイヤホン」と記載があります。ただ価格を考えると当然ですが、ノイズキャンセリング機能が搭載されているわけではないので、一般的なカナルタイプのイヤフォンと同程度と言えるでしょう。
一方、Bluetooth接続にはやや気になる点もあります。一定時間再生せずにいると自動的にペアリングが切れてしまう仕様で、電車内でふと動画を再生した際にスマホから音が漏れてしまい、気まずい思いをしたことがありました。また、一度接続が切れると再接続の操作が少し面倒で、両方のイヤフォンをそれぞれ長押しするか、一度ケースに戻さなければならないため、スムーズさに欠ける印象があります。
カナル型ワイヤレスイヤホンを使用していて、もっとも残念に感じた点は「マイク性能」でした。通話をする際、相手の声を聞き取る分には音楽と同様問題ありません。しかし、こちらの声を届けるにはかなり苦戦します。実際に電話をしてみたところ、相手から「こもっていて聞き取りづらい」と言われることが多々ありました。自分でも通話を試してみたところ、確かに音がこもってしまい、内容を把握するのに苦労するレベルでした。
さらに、通話中に耳の位置調整をしようと、少しでもイヤフォンに触れると通話が切れてしまうのが、使いづらいと感じました。
総評としては、音楽や動画視聴用なら、価格と見合うコスパの良いイヤフォンと言えます。しかし、通話やオンライン会議の利用を考えている人には、正直おすすめしにくい製品かもしれません。
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