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最新フォルダブルスマホの大本命! 「Samsung Galaxy Z Fold7」と「Google Pixel 10 Pro Fold」を5つのポイントで比較【2025年9月版】(1/3 ページ)

» 2025年09月28日 06時00分 公開
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 2025年は横折り型のフォルダブルスマートフォンが豊作でした。中でもサムスンが8月に発売した「Samsung Galaxy Z Fold7」と、Googleが10月に発売を予定する「Google Pixel 10 Fold」の2機種は、主要な選択肢となるでしょう。

 どちらも高額な機種ではあるものの、普通のスマホでは味わえない楽しさや付加価値がある選択肢です。

スマホ 「Samsung Galaxy Z Fold7」と「Google Pixel 10 Fold」

 ここでは「Samsung Galaxy Z Fold7」と「Google Pixel 10 Fold」について、どちらを選ぶべきか5つのポイントでチェックしていきます

井上晃

井上晃

スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter:@kira_e_noway


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ディスプレイサイズや折りたたみ時の厚さ

スマホ Samsung Galaxy Z Fold7(出典:サムスン

 「Samsung Galaxy Z Fold7」のディスプレイサイズは、開いた時は8インチ、閉じた時は6.5インチ(アスペクト比21:9)です。本世代のウリでもあるように、折りたたんだ時の厚さが8.9mmと通常のスマートフォンと比べても遜色ないスリムな形状であることもポイントです。

 「Google Pixel 10 Pro Fold」のディスプレイサイズは、開いた時は約8インチ、閉じた時は約6.4インチ(アスペクト比20:9)です。折りたたんだ時の厚さは10.8mmなので、Galaxyと比べると2mm近く厚いことになります。

耐久性

スマホ Google Pixel 10 Pro Fold(出典:Google

 「Samsung Galaxy Z Fold7」は、50万回の折りたたみに耐えられるとされています。またIPX8の防水性能とIP4Xの防塵性能を備えており、水回りや屋外でも不安なく使いやすいモデルといえます。

 一方「Google Pixel 10 Pro Fold」も具体的な回数は明示していないものの、極薄ガラスと2層の耐衝撃フィルムを含むディスプレイの構成とヒンジ部の刷新によって、先代モデルと比べて2倍の耐久性を実現。10年以上の折りたたみ操作に耐えるとうたっています。IPX8の防水性能に加えて、IP6X準拠の防塵性能を備えたことも本世代でのトピックです。

 まとめると、ディスプレイの耐久性に関してはGalaxyに軍配が上がりそうですが、防塵性能の高さではPixelに軍配が上がります。

カメラ

 「Samsung Galaxy Z Fold7」のカメラは、メイン(約2億画素)+超広角(約1200万画素)+望遠(約1000万画素)という3眼構成です。

 特にメインカメラが従来の5000万画素から2億画素に高画質化したことで、フォルダブルでありながらこだわった撮影を楽しみやすくなっていることがポイント。静止画ズームは30倍までサポートしています。

スマホ Google Pixel 10 Pro Foldの背面カメラ(出典:Google

 「Google Pixel 10 Pro Fold」の背面カメラは、メイン(4800万画素)+超広角(1050万画素)+望遠(1080万画素)の3眼で、メインカメラの画素数自体はGalaxyのそれに及びません。

 AIの補助を活用して高倍率のズームを実現する「超解像ズーム」も強化されたものの最大20倍です。ただし、AIを活用して被写体に応じた構図などを提案してくれる「カメラコーチ」機能を筆頭に「高解像度ポートレート モード」や「自動ボケ補正」「オートベストテイク」「インスタントビュー」など新しい撮影機能や、その他編集機能に多く対応しているのは、同機のメリットと言えるでしょう。

基本仕様とバッテリー持ち

 「Samsung Galaxy Z Fold7」は、プロセッサーにハイエンド向けの「Snapdragon 8 Elite for Galaxy」を搭載。メモリは12GBまたは16GB、ストレージは256GB/512GB/1TBという構成です。

 バッテリー持ちは公称値で「最大24時間の動画再生が可能」とされています。ワイヤレス充電は最新規格の「Qi2(チーツー)」に対応しているものの、磁力での固定は非対応。これを使うためには専用の対応ケースなどで機能を拡張する必要があります。

スマホ Qi2対応充電ドックに設置した「Google Pixel 10 Pro Fold」(出典:Google

 「Google Pixel 10 Pro Fold」は、プロセッサーにGoogle独自の「Tensor G5」を搭載。メモリは16GB、ストレージは256GB/512GBです。

 バッテリー駆動時間は公称値で「30時間以上」とされていますが、Galaxyのそれと条件が揃っていないので、あくまでも参考数値といったところ。ワイヤレス充電の最新規格であるQi2(チーツー)に対応しており、磁力での固定も可能です。

価格帯

スマホ Samsung Galaxy Z Fold7(出典:サムスン

 「Samsung Galaxy Z Fold7」のSamsungオンランショップでの価格は、メモリ12GB+ストレージ256GBモデルが26万5750円(税込、以下同)、メモリ12GB+ストレージ512GBモデルが28万3750円、メモリ16GB+ストレージ1TBモデルが32万9320円です。

 ノートパソコン並みに高額ではあるものの、7年間のOSアップデートとセキュリティパッチが保証されているので、長く使える端末ではあります。

 「Google Pixel 10 Pro Fold」のGoogleストアでの価格は、256GBモデルが26万7500円、512GBモデルが28万7500円。価格帯はほぼ共通しています。

 こちらも7年間のOSアップデート等が保証されているので、長く使った際もしっかりと機能更新の恩恵を受けられます。

 どちらもノートパソコン並みの高額な端末なので、大手キャリアの返却を前提にした端末購入補助プログラムの活用を検討したいところです。

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