筆者は以前、何度か登山を経験してみたのですが、恥ずかしながら長続きはしませんでした。「これではいけない!」と一念発起し、2026年の富士登山を目標に、まずは難易度の低い山からチャレンジすることにしました(この目標達成はもう少し先になるかもしれませんが……)。
そんな挑戦のために購入したのが、ワークマンの「トレックシューズアジム」です。2025年秋冬からレディースサイズも展開されたので、早速購入! 実際に登山で使用してみたので、履き心地や注意点を紹介します。
フリマアプリ・ネットオークションの専門家。2004年、夫が子育てのために会社を辞めたのをきっかけにヤフオク!(当時はヤフー!オークション)を始める。経験を積みながら独自のノウハウを構築。2014年にフリマアプリをスタート。NHK「あさイチ」をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。また節約や時短が大好きで、安くて便利なアイテムに興味あり。よく利用するのはダイソー。
「トレッキングシューズは重い……」そんなイメージがあった筆者が、ワークマンのトレックシューズアジムを店舗で初めて持ったとき、その軽さに非常に驚きました。というのも、数年前に使っていたトレッキングシューズが結構重く、登山中にその重さが負担になったことがあったからです。
以前持っていたトレッキングシューズと比較すると、ワークマンのトレックシューズアジムは非常に軽い! 重さを測ってみると、約349gでした(23.5cm、片足)。もちろん、一般的なスニーカーと比較すると重さはありますが、トレッキングシューズと考えると軽量化されていると思います。
実際に数時間履いてみましたが、シューズの重さが負担になるようなことはありませんでした。
トレックシューズアジムはハイカットなので、足首に固定感があります。履き口は少しクッション性があるため、靴ひもをしっかり締めても足首に違和感はありません。さらに、アッパーとタンが一体化したガゼットタン設計なので、水や砂利などの侵入を防いでくれます。
また生地には、ワークマンと日本の繊維メーカー・セーレンが共同開発した高強度ライニング生地「TOUGHTERIAL INSIDE(タフテリアルインサイド)」を採用しています。
これにより、ワークマン既存品のライニング生地と比較して、耐摩耗性が約1.6倍の強さになっています。クッション性があって履き心地が良く、それでいて耐摩耗性が高いのはうれしいポイントです。
トレックシューズアジムのソールは、泥が詰まりにくく、グリップしやすいソールパターンになっています。
とはいえ、実際に履いて登山をしてみましたが、湿った石やコケが生えているような場所では、ツルッと滑ってしまったときがありました。
確かにグリップ力はあると思いますが、本格的な登山には不向きかもしれません。
下山後にトレックシューズアジムを脱いだ際、シューズ内があまり蒸れていないことに気づきました。その日は気温25度で湿度も高めだったので、汗もかいていたのですが、シューズ内は思ったよりも蒸れていなかったのです。
これは、ワークマンが独自開発した高機能透湿防水素材・INAREM(イナレム)を採用しているから。このイナレムは「蒸れない」を反対から読んだ言葉で、衣類やシューズ内が蒸れにくいのが特徴です。シューズ内が蒸れて不快に感じることがなかったので、ストレスも軽減されたように感じます。
今回の登山では水にぬれることはありませんでしたが、イナレムを採用しているので、接地面から約6cmまで防水性を備えています。急な雨に対応できるのも、うれしいポイントです。
高機能なトレックシューズアジムですが、価格はなんと4500円(税込)! 非常にコスパが良いと感じます。
サイズですが、2025年秋冬からレディースサイズが展開されています(※)。女性の筆者は通常23cmの靴を履いていますが、厚めの靴下を履くことを考慮して23.5cmを選びました。シューズの中で足が動くこともなく、快適に登山ができています。
またカラーは、メンズがブラックとミストグレー、レディースがショコラ(筆者購入)とブラックパープルの展開となっています。
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