多機能でありながら、リーズナブルなウェア・アイテムを展開する「ワークマン」。2024年の秋冬コレクションで登場した“着る断熱材”「XShelter(エックスシェルター)」シリーズは、非常に話題で、あっという間に完売してしまいました。
2025年の生産数は、2024年比で約8倍に増やし、およそ125万点を準備しているそう。またラインアップも増えて、選びやすくなっています。
今回の記事で紹介するのは、普段使いがしやすいカジュアルなジャケット「エックスシェルター断熱βライトウォームジャケット」(以下、ライトウォームジャケット)。9月1日に開催された、ワークマンの2025年秋冬向け新製品発表会「WORKMAN EXPO 2025秋冬」にて、土屋哲雄専務取締役が着用していた大注目のアウターです。
本格的な着用にはまだ早いかもしれませんが、筆者も実際に着てみました。ここではその感想をお伝えします。
フリマアプリ・ネットオークションの専門家。2004年、夫が子育てのために会社を辞めたのをきっかけにヤフオク!(当時はヤフー!オークション)を始める。経験を積みながら独自のノウハウを構築。2014年にフリマアプリをスタート。NHK「あさイチ」をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。また節約や時短が大好きで、安くて便利なアイテムに興味あり。よく利用するのはダイソー。
2024年に引き続き2025年も話題のアウター・ワークマンのエックスシェルターシリーズ。2025年秋冬コレクションではラインアップが増え、薄手のジャケットから本格的なダウンのようなジャケットまでそろっています。
“着る断熱材”と銘打ったエックスシェルターシリーズには、「特殊断熱シート」と「吸光発熱綿」を組み合わせた新素材を搭載しています。これにより外部環境を“無効化”し、快適な温度(30度ほど)を保ちます。
2025年は、2種類の断熱シート「α」と「β」が登場! αは薄くて軽い断熱シートで、透湿性に優れ、蒸れにくいのが特徴です。一方βは、保温性が高く、断熱性がより高いシートとなっています。ストレッチ性があるので動きやすいのも特徴の1つです。
今回紹介するライトウォームジャケットは、断熱シートβを使用しています。断熱シートβは、多孔質で空気よりも軽く、高い断熱性を備えたエアロゲル素材を採用。さらにこのシート自体にストレッチ性があるので、冬のアウトドアシーンでも活躍します。
ライトウォームジャケットは製品名に「ライト」とあるので、シェルジャケットのような軽量なアウターをイメージしていたのですが、初めて手にしたとき「意外と重い」と感じました。
機能面を見ると断熱、吸光発熱、保温、軽量、耐久撥水、ストレッチ、裾調整可、反射材付きと、非常に多機能です。そのため、ライトタイプのアウターだと思っていた筆者にとっては、想像以上にしっかりとした防寒アウターだと感じました。気温が大幅に下がらないような地域では、これ1着で真冬でも対応できるかもしれません。
商品には生地のサンプルが付いていました。よく見ると、表地と裏地の間に断熱材βが入るような形になっています。要するに3層構造ということです。
ちなみに裏地は、ワークマンの大人気シリーズ「裏アルミ防寒」に施されている「裏アルミプリント」などは付いていません。ただ、実際に着てみると保温性は抜群だと思いました。
9月下旬の少し肌寒い日に着てみたのですが、ウェア内にすぐに熱がこもるような感覚がありました。もう少し気温が下がる季節になってからが、本領発揮かもしれません。
ライトウォームジャケットは、普段使いができるカジュアルなデザインのジャケットです。さっと気軽に羽織って使うことができるので、買い物はもちろんですが、保温性が高いのでちょっとした登山でも使用できるのではないかと考えています。
少し重さが気になるところですが、天候が変わりやすい山で活躍しそうです。そのため夫婦で色違いを購入しました。
デザインに関しては、フードはなくファスナーを上部まで上げると首元までカバーできます。写真は70代の筆者の母が着用しています(身長160cm)。
母は「これ、ウォーキングにも良さそう」と言っていました。ファスナーがあごの下までくるので、風よけができるとのことでした。また、あご部分にファスナーが当たりにくいチンガードが付いているのもうれしいポイントです。
そして裾内側にはスピンドルを備えているので、長さ調整も可能。下からの冷気の侵入を防ぎます。
サイドと左胸にファスナーポケットがあるので、鍵などの小物を入れることができます。さらに左の内ポケットもあり、こちらはサイズが大きめ。スマートフォンや長財布なども入るので、ちょっとした買い物であればバッグは不要になるかもしれません。
販売価格は2900円(税込)です。オンラインや公式アプリの先行予約商品でしたが、現在は店舗でも販売されています(2025年9月下旬時点)。カラーは、筆者が購入したレッドとブラックのほかに、セージグリーンとネイビーグレーがあります。
サイズはS〜4Lまでありますが、取り扱いはカラーにより異なります。身長160cmの人はMでちょうど良いサイズ感かと思います。
ワークマンの2025年秋冬ウェアの中でも、ライトタイプで長く使用できるのでイチオシのアウターです。
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