auは2025年4月10日から、衛星とスマートフォンの直接通信サービス「au Starlink Direct(エーユー スターリンク ダイレクト)」を提供しています。これにより、4Gや5Gなどのモバイル通信が利用できないエリアにおいても、メッセージの送信や一部アプリのデータ通信などが利用できるようになりました。
同社はすでに他キャリアの契約者向けにも専用の通信プランを展開。今後はNTTドコモやソフトバンク、楽天モバイルなども追従し、衛星通信サービスの提供を開始する見通しであるといわれており、新たな通信のトレンドとして注目されています。
さて、そんなau Starlink Directの提供が開始されたことで、独自の衛星通信サービスを展開するiPhone・Apple Watchだけでなく、多くのAndroidスマホでも衛星経由の通信が可能となっています。
本記事では、au Starlink Directの概要をおさらいしたうえで、2025年末時点における同サービス対応のAndroidスマホを紹介します。
井上晃
スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter:@kira_e_noway
au Starlink Directとは、KDDI、沖縄セルラーのメインブランドauにて提供している衛星とスマホの直接の通信サービスです。4Gや5Gなどモバイル通信網の圏外において、対応のスマホで利用できます。
なお、Appleが一部のiPhoneやApple Watch向けに提供している独自の衛星通信サービスとは異なり、対象となるスマホやスマートウォッチの幅が広いのが特徴。また、Appleの衛星通信では高い軌道を通る衛星を使うので、上空の衛星と通信できるよう端末の向きを調整しなくてはならないのに対し、au Starlink Directでは空が開けている場所では端末の向きを調整せずに使えるとされています。
本記事を執筆している2025年末時点において、「Androidスマホで、日本国内で衛星通信サービスを利用する」といった場合、現実的には、このau Starlink Directを使うことを指します。
au Starlink Directを使う方法は2通りあり、(1)auでau Starlink Directの利用が含まれた主要な通信プランを契約する、(2)他ブランド・他社ブランドの通信プランを使いつつ、「au Starlink Direct専用プラン+」(3カ月間0円、4カ月目以降は税込1650円/月)を契約する――のどちらかです。
au Starlink Directに対応するAndroidスマホは、公式サイトに膨大な量が記載されています。購入先ごとに表記が分かれていることや、「データ通信」への対応と、「メッセージサービス」の対応が、機種によって分かれていることもあって、全容を把握するのは骨が折れる作業です。
利用に関する確認の際には、手持ちの機種や、購入検討中の機種をピンポイントで探すのが良いでしょう。
ここでは、2025年12月時点で公式サイトに表記されている機種から、具体的なメーカー・ブランドごとに主要な対応機種をピックアップして整理していきます。
なお、(★)印のある機種は今後、ソフトウェアアップデートでデータ通信に対応予定の製品、(※)印のある機種は、写真・動画・電子ファイル添付機能に非対応の機種、(▲)印のある機種はオープンマーケットモデルのうちau Starlink Direct接続性検証完了機種です。
まず、au/UQ mobileで購入のAndroidスマホについては、Google PixelシリーズやGalaxyシリーズ、AQUOS senseシリーズ、Xperiaシリーズなど多くの機種が対応しています。ただし、Google PixelシリーズやXperiaシリーズについては、数世代前の機種だとメッセージサービスのみの対応となるので留意しておきましょう。
続いて、au/UQ mobileで購入のAndroidスマホについて、au Starlink Directに対応している機種は、Google PixelシリーズやGalaxyシリーズが中心となります。
その他のブランドでは、au/UQ mobileで購入した際に対応しているとされていた機種も対応が明記されていませんので、注意が必要です。なお、Galaxyシリーズについては、オープンマーケット向けのSIMフリーモデルで確認されているものですので、具体的な型番については公式サイトで最新情報を必ずご確認ください。
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