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レベル 動作
NONE IPアドレスからホスト名への変換をしない(標準設定)
READ DNSFILEから読み込むが新たな名前解決はしない(DNSを参照しない)
WRITE DNSFILEから読み込んで,DNSFILEにないアドレスはDNSを参照してDNSFILEに追加する
LOOKUP DNSFILEから読み込んで,DNSFILEにないアドレスはDNSを参照するがDNSFILEには追加しない

 たとえば,「WRITE」を指定したいのであれば,次のような構文になる。

DNS WRITE

 上表の通りDNSFILEを利用しながら名前解決を行う設定だ。さらに,DNSFILEに存在しないアドレスはDNSで調査されてその結果をDNSFILEに反映しながらレポート作成をする。

 また,2つ以上のAnalogが同時にDNSFILEに書き込みを行うとファイルが破壊されてしまうため,ロックファイルを作成するようになっている。ロックファイルが存在する場合には,ほかのAnalogのプロセスがDNSFILEを使用中であると判断して,WRITEモードからLOOKUPモードに動作変更される。このロックファイルは,以下のように「DNSLOCKFILE」によって指定する。

DNSLOCKFILE dnsfile.lock

 なお,DNS情報は変更されることがあるため,DNSFILEがいつでも正式なものだとは限らない。そのため,DNSFILE内を情報参照する有効期限を設定することができる。

DNSGOODHOURS 672

 上記のように指定すると,指定した時間を経過したキャッシュ情報は使用しなくなる。「時間」による指定になるため「672」 と指定した場合には「672時間(4週間)」以内はキャッシュ内のIPアドレス/ホスト情報が利用されるのだ。

 DNSGOODHOURSとは別に,いちど逆引きに失敗したIPアドレスを一定期間は逆引きしないように設定することもできる。これによって,逆引きできないIPアドレスへの参照を何度も行ってしまうことはない。

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