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RPMパッケージのダウンロード

 まずはupdates.redhat.comより,bind8.2.3のRPMパッケージをダウンロードする。bind8.2.3のRPMパッケージは,updates.redhat.com/6.2/en/os/i386ディレクトリにbind-8.2.3-0.6.x.i386.rpmというファイル名で置かれているので,それをftpコマンドなどを使ってダウンロードする。


updates.redhat.comはいくつかのミラーサイトがあるので,近い場所からダウンロードするほうが望ましい。ミラーサイトの一覧はhttp://www.redhat.com/mirrors.htmlにある。

RPMパッケージのインストール

 次にダウンロードしたRPMパッケージをインストールする。インストールするには,rootユーザーとしてログインし,次のようにrpmコマンドを実行すればよい。

# rpm -Fvh bind-8.2.3-0.6.x.i386.rpm


上記コマンドを実行したとき,“no packages require freshening”と表示されるようであれば,それよりも同じか新しいバージョンのbindがすでにインストールされているという意味であり,アップデート作業は不要だ。

 正しくアップデートされたかどうかを調べるには,次のようにnamedコマンドに-vオプションを指定して実行すればよい。「named 8.2.3-REL」と表示されていれば,アップデートが正しく行われたことを意味する。

$ /usr/sbin/named -v
named 8.2.3-REL Sat Jan 27 05:32:51 EST 2001
prospector@porky.devel.redhat.com:/usr/src/bs
/BUILD/bind-8.2.3/src/bin/named

namedの設定と起動

 次にnamedを設定し,DNSサーバとして動作させよう。namedの設定ファイルは,/etc/ディレクトリ下のnamed.confファイルだ。独自ドメインを使わずに,DNSの問い合わせだけに答えるのであれば,標準状態のままでもかまわない。そこで今回は,namedの設定についての説明は割愛しよう。ただし,DNSキャッシュの設定は効果的なため「DNSキャッシュを有効にしたい」Tipsでの設定をおすすめする。

 namedは,rootユーザーとしてログインし,次のように実行するだけでデーモンとして起動する。

# /usr/sbin/named

 namedをサーバの起動時に実行させるには,ntsysvコマンドを実行して,表示される[bind]という項目にカーソルを合わせた上で[スペース]キーを押そう。[*]マークが対象サービスに表示されていればよい(Fig.2)。

Fig.2 ntsysvコマンドによる起動時の設定
fig_02

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