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RMファイルの配信
 Fig.2に示した設定ページには各種設定項目があるが,ここでは比較的難易度の低い特定容量のRMファイルを配信するための方法を説明する。

 配信するファイルを設置する場所は,「Configure」メニューの「General Setup」内にある「Mount Points」項目で設定する。標準では,「/」が「/usr/local/realserver/Content」ディレクトリに関連づけられている(Fig.3)。

Fig.3■Mount Points
fig03

 配信したいRMファイルは,「/usr/local/realserver/Content」ディレクトリに置けばよいだけだ。クライアント側でRealPlayerを起動し,以下のいずれかのURLを指定してみよう。これでストリーム再生が開始される。

  • rtsp://サーバー名/ファイル名
  • pnm://サーバー名/ファイル名
  • http://サーバー名:8080/ファイル名

「http://」に指定するポート番号(上記の「:8080」の個所)は,インストール時に設定したHTTPプロトコルのポート番号の設定に依存する。

 実際にインストール直後の状態で,いくつかのサンプルのRMファイルが/usr/local/realserver/Contentディレクトリに置かれている。

 例えば,Real System Serverが動作しているLinuxサーバに対し,「rtsp://サーバー名/real8video.rm」というURLでWindows側から指定してみると,Fig.4のように表示される。

Fig.4■RealSystem Serverにて配信された映像を見る
fig04

 ここでは,インストール時にサンプルとして用意されるRMファイルを参照してみたわけだが,もちろん「/usr/local/realserver/Content」ディレクトリに任意のRMファイルを置けば,Real System Serverを通じてストリーミング配信できる。

 ちなみに,Real System Serverは、RMファイルだけでなく,Macromedia Flash形式のファイルやMP3形式の音楽ファイル,QuickTimeのMOVファイルなど,これらのストリーミング配信もサポートされている。よって,これらの形式のファイルも「/usr/local/realserver/Content」ディレクトリに置いてみてストリーミング配信を試してみるのもよいだろう。

 ただし,ほとんどの映像や音声には著作権があるため,むやみに配信するのは違法行為にあたる。自らが作成した作品以外は,十分に注意する必要があるのだ。


Fig.3の画面において,「Add New」ボタンを押せば別のパス(マウントポイント)をディレクトリと結びつけることも可能だ。例えば,/fooというパスに/home/fooというディレクトリを結びつければ,/home/fooディレクトリに置いたファイルを「rtsp://サーバー名/foo/ファイル名」(pnm://,http://指定も同様)と指定してストリーミング配信できるのだ。


上記のマウントポイントとよく似た設定に,HTTP Deliveryというものがある。「HTTP Delivery」項目では,ストリーミング配信ではなく,HTMLファイルや画像などを設置する場所を決めることができる。この機能を利用すれば,ApacheなどのWebサーバを使わなくても,Real System Server自体がWebサーバとしてコンテンツ配信も可能だ。ただし,Real System Serverが持つHTMLの配信機能は高機能でないため,多くの場合Apacheとうまく使い分けるのが現実的なところだ。

COLUMN:他のコンピュータからアクセスできない

 環境によっては、Real System Serverが動作しているコンピュータ上ではRealPlayerを使ってRMファイルを参照できるけれど,ネットワークで接続されたほかのコンピュータからは接続できないということがある。

 これは,Real System Serverが動作しているコンピュータが持つIPアドレスの一部しかReal System Serverが結びつけられていない(バインドされていない)のが原因だ。

 この問題を解決するには,rmserver.cfgファイルの末尾に次の内容を追記すればよい。

<List NAME="IPBindings">
<Var Address_01="0.0.0.0"/>
</List>

 上記の内容をrmserver.cfgファイルに追記をした後,Real System Serverを再起動すると,すべてのIPアドレスでReal System Serverが動作し,ネットワーク越しでの接続もうまく動作するようになる。


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