Exchange 2000徹底解剖
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変貌するExchange 2000
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Exchange 2000は,Exchange Server 5.5以上にIIS(Internet Information Services)5.0 と緊密に統合されている。Exchange Server 5.5の場合,HTTPのプロトコルスタックこそIIS(Internet Information Server)4.0の実装を利用していたが,SMTPとNNTPについては独自の実装が搭載されていた。また,POP3やIMAP4に至っては,インフォメーションストアと一体化され,プロトコルスタックの独立性も拡張性も不十分であった。
しかし,Exchange 2000では,MAPI以外のプロトコルスタック(HTTP,SMTP,NNTP,POP3,IMAP4)をすべてIISのInetinfoプロセスで実行するようになっている。
ただし,標準のIIS 5.0に搭載されているSMTPとNNTPの実装は完全なものではなく,あくまでも簡易版である。しかも,標準のIIS 5.0にはPOP3とIMAP4が実装されていない。そこで,Exchange 2000をインストールすると,SMTPとNNTPは拡張され(置き換わるわけではない),POP3とIMAP4がIIS 5.0のInetinfoプロセスで実行されるようになる。このため,Exchange 2000のインストールにあたっては,IISのコンポーネント(SMTPとNNTPも含む)が必須となっている。
ところで,Exchange 2000ではSMTPが標準プロトコルとなった。Exchange Server 5.5ではRPCが標準プロトコルであったため,Exchange Server 5.5とExchange 2000の共存環境では,下位互換性を保つためにExchange 2000がRPCで通信する。しかしExchange 2000同士は,同一ルーティンググループ内だけでなく,ルーティンググループ間でもSMTPで通信する(ルーティンググループコネクタやSMTPコネクタを使用した場合)。
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