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» 2008年05月26日 00時00分 公開

NECが省電力サーバ「ECO CENTER」発表データセンター向け省電力サーバを販売開始

[吉村哲樹,@IT]

 NECは5月26日、省電力サーバ「ECO CENTER」の販売を同日より開始すると発表した。同社の従来の主力サーバであるExpress5800/i120Rg-1と比較し、最大で55%の省電力、50%の省スペース、58%の軽量化を実現しているという。

 ECO CENTERは、省電力プラットフォームへの同社の取り組み「REAL IT COOL PROJECT」の一環として開発された、データセンター向けサーバ。旧来のラックサーバとは異なる構造を持ち、省電力・省スペース・軽量化を徹底的に追求して開発された。同サーバの省電力技術について、同社 執行役員常務 伊藤行雄氏は「インテルの最新版低電圧クアッドコアCPUのXeon L5420を採用したほか、高効率電源の採用、サーバ内部の冷却効率の最適化、省電力メモリ・チップセットの採用などにより、同種のCPUを搭載する従来機に比べて待機時で55%、高負荷時で28%の省電力化を実現した」と説明する。なお、OSはMicrosoft Windows Server 2003、Microsoft Windows Server 2008、Red Hat Enterprise Linuxをサポートする予定。

写真 ECO CENTERのキャビネット

 同サーバは、40Uラック相当の大きさの「キャビネット」に、「モジュール」と呼ばれるサーバユニットを搭載する。モジュールには2CPU(8コア)のサーバが2台格納される。1台のキャビネットにモジュールを最大32台搭載できるため、キャビネット当たりの最大サーバ台数は64サーバとなる。コア数では512となる計算だ。従来のラックサーバで同じ数を搭載するには40Uラック2台が必要になるため、設置スペースが半分になる。また、個々のモジュールにアルミ素材を多く採用した結果、総重量も58%削減したという。

写真 ECO CENTERのモジュール

 さらに、同サーバは仮想化と自律コンピューティングの技術を活用し、サーバリソースの運用効率化を実現する。仮想化プラットフォームにヴイエムウェアの「VMware ESX 3.5」を採用。NECの統合プラットフォーム管理ソフトウェア「SigmaSystemCenter」と組み合わせることにより、複数の仮想マシンの負荷を自動的に平準化してサーバの熱だまりを解消するという。

写真 NEC 執行役員常務 伊藤行雄氏

 価格は最大構成の64サーバの場合で3990万円(税別)から、24サーバの場合では1350万円からなどとなっている。

 同社は今後も、高圧直流電源や局所冷却などの技術を取り入れ、ECO CENTERのさらなる省電力化を追求するという。同社では今後3年間で、500台(キャビネット数)の出荷を見込んでいる。

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