ブロードバンドルーターを選ぶとき、まず最初にチェックしたいのが「設定しやすく、わかりやすい」ことだ。ルーターでインターネットに接続するには多少の専門知識を必要とするが、製品が難しく扱いにくいものでは正しく接続できないかもしれない。どんなに機能が豊富で高性能なルーターであったとしても、設定ができなければ、その機能や性能を十分に生かすことはできないからだ。
使いやすさと同様に大切なのがサポート体制だ。購入したい製品のメーカーサイトで、きちんとファームウェアがアップデートされているか、必要な情報が提供されているかなどの点を忘れずにチェックしておきたい。
また、セキュリティや安定性も重要なポイントだ。ADSL接続サービスでは24時間つなぎっぱなしでインターネットが利用できるため、ブロードバンドルーターも24時間、電源を入れっぱなしで利用する。長時間の運用で止まってしまうような信頼性の低い製品は避ける必要があるわけだ。
製品選びで惑わされてはいけないのが「スループット」だ。一部に「最大80Mbps!」などと派手に宣伝をする製品があるが、ADSL接続サービスの通信速度は、理論値で最大8Mbpsしかなく、実際には数Mbps程度で利用することになる。いくらスループットが高くても、回線の通信速度以上にはならないので、あくまでも性能を測る目安として見る程度で十分だ。
いくら速くて高機能でも、使い方がわかりにくければ役に立たない