ブロードバンド導入時のプロバイダ乗り換え動向について尋ねたところ、52.7%に上る人がプロバイダを乗り換えていることがわかった。理由として最も多いのが、「回線提供会社がプロバイダサービスをセットで提供」(25.6%)というもの。「(利用しているプロバイダの)ブロードバンド対応コースの料金が高かった」という理由も、ほぼ同数で並んだ。
前者を選んだ人の中には、料金を抑えるために、Yahoo! BBのような回線部分とプロバイダ部分をセットで提供する事業者を選んだ人もいるだろう。したがって、ブロードバンド導入を機に「料金」という理由で乗り換えた利用者は、総合するとかなりの割合になると思われる。
プロバイダがブロードバンドに「未対応」もしくは「エリア外」だったという人も22.4%と多い。
「現在、ほかのブロードバンドへの乗り換えを検討していますか?」という質問に対しては、7割近い人が「このままでよい」と回答。一方、「光ファイバーがくればすぐに乗り換えたい」と回答した人が17.5%もおり、さらなる高速環境を求める利用者の姿が浮かび上がった。また、「料金の安いサービスに乗り換えたい」という人が1割程度いることから、接続環境の高速化より利用料金を安くすることを優先させたい利用者も多く存在することがわかる。