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速度が出ない
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回線状況によっては仕方ない
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現在、一般的なアナログモデムの最高速度は56Kbps。しかしながら、必ずしもこの速度で接続されるとは限らない。ADSLと同様に、アナログモデムの場合も回線にノイズが乗っていると、その分速度が低下し、48Kbpsや33.6K bpsなどといった速度でしか接続できないことがある。
とはいえ、この対策としては、配線を工夫するくらいしかよい方法はない。ケーブルをなるべく短くしたり、分岐コネクタなどを極力使わないようにしたり、複数のモジュラージャックがある場合は大本の引き込み口に接続したりしてみよう。これで速度が向上する可能性もある。
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ADSLにしたら使えなくなる?
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ダイヤルアップ接続は利用可能
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ADSLにした場合も、ダイヤルアップ接続は問題なく可能だ。ダイヤルアップ接続が利用するのは、音声と同じ周波数帯。ADSLで電話やFAXが使えるのと同様に、問題なくダイヤルアップでも接続することができる。
ただし、実際に接続を行うには、プロバイダがダイヤルアップ接続に対応している必要がある。ほとんどのプロバイダはモバイル時などの利用も考慮して、ADSLプランでもダイヤルアップ接続が可能だが、場合によっては対応していないこともある。
ADSL不調時の緊急用などに使うこともあるので、事前に可能かどうかを調べておくといいだろう。
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ダイヤルアップで、 常時接続にはできない?
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フレッツ・ISDNを 使う手がある
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ダイヤルアップ接続の場合でも、常時接続環境にすることは可能。たとえば、NTTが提供している「フレッツ・ISDN」を利用することで、何時間利用しても月額の利用料金を一定にすることができる。
ただし、これが利用できるのは回線がISDNの場合のみ。アナログ回線の場合、そのままでは常時接続環境にはできない。速度も最大64Kbpsなので、サービスエリア内なら、ADSLなどの導入を検討した方が効率的だ。
なお、フレッツ・ISDNを契約した場合、接続先の電話番号は「1492」という統一された電話番号に変更される。これまでに利用していたアクセスポイントの電話番号から、忘れずに「1492」に変更しておこう。
フレッツ・ISDNの料金
基本工事費 |
1000円 |
交換機工事費 |
1000円 |
月額基本料 |
2800円/月 |
プロバイダ料金 |
2000円/月※ |
※BIGLOBEの「使いほーだい」コース+「フレッツ・ISDN」オプションの場合
フレッツ・ISDNを利用すれば、月額4000〜5000円前後で最大64Kbpsの常時接続環境にすることも可能。ただし、ISDN回線が必須
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