昔はウイルスの感染経路というとウイルスに感染したフロッピーディスク経由での「限定的」なものだったが、インターネットが爆発的に普及した現在は、ホームページに置かれているファイルや、メールを通じて、爆発的に感染する“機会”が増えている。しかも、現在まん延しているウイルスはほとんどがメール機能を搭載しており、自分自身をメールの添付ファイルとして送信して、感染ファイルをばらまくようになっている。自分のパソコンが感染していることに気が付かないと、知らぬ間に大事な取引先や友人などにウイルスを送りつけることにもなりかねないのだ。
1年くらい前までは「怪しげな添付ファイルは開かない」ということを徹底しておけば、感染することはほとんどなかったが、昨年9月に登場したNimdaのように、OSのセキュリティホールを狙うウイルスが自分のメールボックスに送られてきた場合、セキュリティホールをふさいでいなければ、プレビューしただけで感染してしまう。