IP Talkの使い方は簡単。IP Talkを接続しているユーザーの電話番号に電話をかけるだけでOK。すると、自動的に端末が相手のアドレスを学習して、次回以降無料でIP通話が行えるようになる。登録は電話切断時に行われるので、向こうにつながったら数秒で電話を切ってしまえば電話代もわずかしかかからない。IPを使って通話を行っているかどうかは端末のランプで確認することができるので、電話をかけるときに確認するクセを付けておけば、実は公衆回線で接続されていて、後で多額の料金を請求されるといったトラブルも防ぐことができるだろう。

　通常、IP電話というのは利用する際にグローバルIPが必要になることが多い。だが、IP Talkはルータ経由でプライベートIPを割り当てた場合でも、中継サーバに音声を経由させることで通話が可能になる。HTTPプロトコルで音声を中継しているので、ファイアウォールがあるような環境でも問題なく利用できる。

悪用は計画的に　3/12