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ネットランナー 2002年9月号 2002年8月22日(木)

悪用は計画的に

Interview かけ放題ケータイ端末事業に乗り出すアイピートーク

 常時接続環境と電話機を使って端末同士で無料通話できるというのはIP TalkもBBフォンも全く同じ。だが、現在のところ、IP Talkには無料通話機能しか付いておらず、BBフォンのもう1つの目玉である「格安公衆通話」機能がない。だが、心配はご無用。実は現在IP Talkを運営するアイピートーク株式会社は、大手電話会社「フュージョン・コミュニケーションズ」の持つIP電話網を利用することで、BBフォンのような国内一律の格安電話サービスを実現させようとしている。

 具体的な開始時期や料金などは明らかになっていないが、年内には始められる見込みとのこと。これが実現すれば、かなり魅力的なサービスになることは間違いない。無料通話よりも、格安通話の方に興味があるという人は、今後の動向をチェックしておこう。

 また、アイピートークはモバイルでIP Talkを使うための実験も行っている。IP Talkは40Kbps程度の低速環境でも通話を行えるので、AirH"などのPHSでも利用できるというメリットがある。こうした柔軟性を生かし、IP Talkの端末を内蔵したPDAやモバイルノートを試作しているとのことだ。実際に通話できる試作機は出来上がっており、来年あたりには具体的な製品化もあり得るという。そうした製品が登場すれば、AirH"を使って「いくら使っても通話料が固定料金」という夢の携帯電話を実現できるようになる。

 現在、10月1〜5日にかけて開催される「CEATECH JAPAN2002」への出品に向けて、IP Talkの無線IP電話版を開発中だ。この電話は、街角に設置されたホットスポットを利用して音声を送るもので、月額固定のかけ放題を予定している。大きさはFOMA端末より小さめで、Pinコンパクト型の無線LANカードが取り外しできる。ホットスポットの街角展開が広まれば、商用化もあり得るとのことだ。

 BBフォンと比べるとまだまだ注目度は低いが、こうした次期製品の展開によっては、IP Talkが今後IP電話の「主流」になっていくことも考えられる。新しもの好きはもちろん、電話代が毎月数万円かかって大変というような人は、試してみるだけの価値は十分にある。

Photo 今回お話を伺ったアイピートーク代表取締役社長の内藤明彦氏。現在、Phone to Phoneを持っていない大手プロバイダーと商談中で、2〜3年での黒字化を目指している

← 110番、フリーダイヤル、停電時、一般電話からの着信
← 全国一律3分7〜9円
← かけ放題(全世界一律無料)
図

相手が同じ端末を利用している場合は、無料で通話可能(初回のみ、通常の電話料金がかかる)。110番やフリーダイヤルなどは通常の電話回線で接続する。IP電話網を使った格安通話は年内には実現される予定
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