簡単なツールを作るなら、テキストエディタでプログラムを書いて簡単に実行できるスクリプト言語が便利だ。ウインドウズであればウインドウズ98以降に標準でインストールされている「Windows Script Host」(以下WSH)が代表的だ。しかし、WSHの標準機能は貧弱で、インターネットからファイルを取得するにも外部コンポーネントをインストールしておく必要があり面倒だ。
そこで今回お勧めするのが、Irvineの作者Wolfy氏が開発し、現在も開発が継続されている「DMonkey」だ。DMonkeyには標準でインターネットへのアクセスやクリップボードの操作など強力な機能が搭載されており、外部DLLやActiveXオブジェクトなどの機能を呼び出すこともできる。WSHよりもずっと楽に望みのツールを作れるだろう。
もちろん、自分でスクリプトを書くことができなくても大丈夫。ウェブ上で公開されている便利なスクリプトを、付録CD-ROMに多数収録しているので、便利な機能を体験してほしい。
1. コントロールパネルから「フォルダオプション」→「ファイルの種類」→「新規」を押し、DMonkeyの拡張子「dms」を入力
2. リストに「DMSファイル」という項目が追加され選択された状態になるので、ウインドウ下部の「詳細設定」を押して設定画面を開く