FTPサーバやP2Pを使ったファイル交換もいいが、専用のソフトをインストールする必要があり、気軽に利用できるとは言いがたい。ウェブサーバを使ったファイル交換なら、ブラウザでアクセスできるので手軽だ。ファイルサイズの小さい画像などをやり取りするのにピッタリだろう。
ホームページサービスでなく、自宅サーバを使うのには理由がある。まず、どんなコンテンツを置いても削除されないこと。そして、ファイル容量が事実上無制限であることだ。アクセス制限を簡単にかけられる、CGIスクリプトを自由に設置できるといったメリットもある。
今回は、「AN HTTPD」でウェブサーバを立てて、アップローダのスクリプト「ずるぼんあぷろだ」を設置してみよう。なお、ルータ環境の場合は、80番ポートを開けておこう。
1. サイトのデータを置くフォルダを作成(ここでは「C:\web」)。サーバの動作確認のために「index.html」を用意しておく。さらに、CGIスクリプト用に「cgi-bin」フォルダを作成する
2. AN HTTPDを起動して、タスクトレイのアイコンをクリック。メニューの「オプション」→「一般」を選ぶ
3. 「一般」タブを選択。「ドキュメントルート」で、先ほど作成したフォルダを指定する(ここでは「C:\web」)。(1)の項目はチェックを外して消しておく。いったん「OK」をクリックして再起動する
4. オプション画面を開き、「エイリアス」タブを選択。「/cgi-bin」を選んで「編集」をクリックする