上海の街、美女、食をフォトビューワで堪能――プロ写真家がエプソン「P-5000」を徹底活用(1/3 ページ)

エプソン「P-5000」は、4.0型の高精細液晶と80Gバイトの大容量HDDを搭載したマルチメディアストレージビューワだ。中国通のカメラマン永山昌克氏が上海旅行で実感したP-5000の魅力とは何か。

» 2007年01月09日 10時00分 公開
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エプソン、Adobe RGBやxvYCCをサポートしたフォトビューワ

セイコーエプソンは、フォトビューワ「Photo Fine Player」の新製品として、4型液晶搭載の「P-5000」と3.8型液晶の「P-2500」を発表した。


 海外での撮影に何を持って行くべきか。デジタル一眼レフ機と交換レンズはもちろんのこと、予備のメモリカードやバッテリも必要だし、ストロボや三脚、地図、電子辞書などもあれば便利だろう。あれもこれもと欲を出すと、つい荷物がいっぱいになってしまう。そこをグッとこらえ、なるべく軽量にしてフットワークを軽くしなければ、いい写真は撮れない。

 だが、私にとって海外取材に絶対に欠かせないのは、エプソンのフォトビューワだ。ノートパソコンはなくてもいいが、フォトビューワだけは必ず持って行くようにしている。

 今回の上海旅行に用意したのは、エプソンの最新型フォトビューワ「P-5000」だ。新開発した4.0型大画面液晶を搭載し、HDDは80Gバイトの大容量を誇る。撮った写真をチェックしたり、バックアップする用途はもちろんだが、それ以外にもフォトビューワが活躍するシーンは数多い。どんなふうに利用し、どんなメリットがあるのか。海外での私のP-5000活用術をお伝えしよう。

photo エプソン「P-5000」。撮影旅行では、カメラとレンズの次に重要なアイテムといってもいい

水郷地帯の色をデータに忠実に再現

 最初に訪れたのは上海郊外にある水郷都市の周荘だ。明・清時代の古い街並みがそのまま残り、あちこちに水路が流れる、まるで映画セットのような街である。撮影のポイントは水をいかに美しく撮るか。レンズに偏光フィルタを取り付け、水面の青と緑の微妙なコントラストが際立つように撮影した。

photo 周荘にて、撮ったその場で発色をチェック。従来機やカメラの液晶ではつぶれて表示されがちな青緑色の水の陰影を、P-5000ならデータに忠実に再現できるのがありがたい
photo メモリカードをセットするとメニューが表示され、「カードのバックアップ」と「カードのデータを見る」の2つを選べる
photo 水がきれいな場所は女性も美しいというのは本当だろうか。ともかく、P-5000では肌の微妙なトーンをしっかりと表示できることは確かだ

 ある程度の枚数を撮ったら、メモリカードをP-5000にセットして画像をチェックする。構図やピントの確認だけなら、カメラの背面液晶を見れば済むが、色や階調を重視した撮影では色をできる限り正確にチェックしたいところ。P-5000は、従来の3色RGBに代わり、イエローグリーンとエメラルドグリーンを加えた4色のカラーフィルタを搭載する。通常の液晶よりも再現可能な色域が広く、Adobe RGBの約88%の色域を表示できる。

photo P-5000は通常の液晶よりも再現可能な色域が広く、Adobe RGBの約88%の色域を表示可能
photo 上海の代表的な観光スポット豫園にて。ここでもやはり池の水をきれいに表現することが風景写真を引き立たせるコツだ
photo 今回の風景撮影では主にRAWモードを利用したが、P-5000はほとんどのデジタル一眼レフ機のRAWデータを簡易表示でき、主要な機種は拡大表示もできる

photo その場で画像をチェックし、構図や撮り方をフィードバックしながら撮るのが、風景撮影での私のスタイル。P-5000は起動や再生、拡大などの操作が素早く、撮影のリズムが損なわれない
photo 実は1日の撮影に十分な容量のメモリカードを用意していたので、カードの画像を退避させるためにP-5000が必要だったわけではない。私にとっては、撮影現場で画像を冷静にチェックするためにP-5000が欠かせない
photo 上海蟹を食べながら、撮影データをP-5000にバックアップ。何が起こるか分からない海外での撮影では特に、定期的なバックアップが大切だ
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提供:エプソン販売株式会社
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2007年2月8日