エプソン「P-5000」は、4.0型の高精細液晶と80Gバイトの大容量HDDを搭載したマルチメディアストレージビューワだ。中国通のカメラマン永山昌克氏が上海旅行で実感したP-5000の魅力とは何か。
セイコーエプソンは、フォトビューワ「Photo Fine Player」の新製品として、4型液晶搭載の「P-5000」と3.8型液晶の「P-2500」を発表した。
海外での撮影に何を持って行くべきか。デジタル一眼レフ機と交換レンズはもちろんのこと、予備のメモリカードやバッテリも必要だし、ストロボや三脚、地図、電子辞書などもあれば便利だろう。あれもこれもと欲を出すと、つい荷物がいっぱいになってしまう。そこをグッとこらえ、なるべく軽量にしてフットワークを軽くしなければ、いい写真は撮れない。
だが、私にとって海外取材に絶対に欠かせないのは、エプソンのフォトビューワだ。ノートパソコンはなくてもいいが、フォトビューワだけは必ず持って行くようにしている。
今回の上海旅行に用意したのは、エプソンの最新型フォトビューワ「P-5000」だ。新開発した4.0型大画面液晶を搭載し、HDDは80Gバイトの大容量を誇る。撮った写真をチェックしたり、バックアップする用途はもちろんだが、それ以外にもフォトビューワが活躍するシーンは数多い。どんなふうに利用し、どんなメリットがあるのか。海外での私のP-5000活用術をお伝えしよう。
最初に訪れたのは上海郊外にある水郷都市の周荘だ。明・清時代の古い街並みがそのまま残り、あちこちに水路が流れる、まるで映画セットのような街である。撮影のポイントは水をいかに美しく撮るか。レンズに偏光フィルタを取り付け、水面の青と緑の微妙なコントラストが際立つように撮影した。
ある程度の枚数を撮ったら、メモリカードをP-5000にセットして画像をチェックする。構図やピントの確認だけなら、カメラの背面液晶を見れば済むが、色や階調を重視した撮影では色をできる限り正確にチェックしたいところ。P-5000は、従来の3色RGBに代わり、イエローグリーンとエメラルドグリーンを加えた4色のカラーフィルタを搭載する。通常の液晶よりも再現可能な色域が広く、Adobe RGBの約88%の色域を表示できる。
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提供:エプソン販売株式会社
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2007年2月8日