セイコーエプソンは、フォトビューワ「Photo Fine Player」の新製品として、4型液晶搭載の「P-5000」と3.8型液晶の「P-2500」を発表した。
外灘は夜景好きにはたまらない場所でもある。日が暮れると高層ビル群や欧風建築がライトアップされ、360度どこにカメラを向けても絵になる光景が展開する。最近では、巨大な電飾を取り付けた動く広告船が見ものだ。キッチュな雰囲気が中国らしく味わい深い。
そんな夜景をきれいに撮るには、カメラを三脚にセットし、1秒から数秒程度の長時間露光を与えるのがいい。注意したいのは、秒数が長すぎるとライトアップした建物が白飛びし、短すぎると暗部が黒つぶれすること。そのチェックには、P-5000のヒストグラム表示や白飛び/黒つぶれ警告表示機能が役に立つ。
旅はあっという間に終わり、また日本での生活に戻った。だが国内でのちょっとした撮影でもP-5000を持参することは多い。カメラやノートパソコンよりも正確な色再現は、場所を問わず、大切な撮影では必要だからだ。
最近はメモリカードが安くなり、容量だけを確保したいなら、P-5000を買うよりも大容量カードを数枚揃えたほうが安上がりかもしれない。だが、P-5000は単なるバックアップ用のストレージではない。撮影→再生→撮影というフィードバックを繰り返すことで、一方通行で撮るのではなく、自分自身がその場で反省したり、相手に見せることでコミュニケーションを図れるツール。より深い写真を撮るための道具といっていい。今回の旅でも、P-5000があったからこそ撮れた写真は少なくない。
■永山昌克 氏
1966年大阪生まれ。広告スタジオ、出版社勤務を経て、フリーカメラマンとして独立。年数回の中国渡航を繰り返し、中国の人や街をテーマに写真を撮り続ける。こだわりのデジカメレビュアーとしても有名で、発売される新製品のほぼ全機を試用済み。Itmediaなどウェブメディアを中心に執筆活動を展開中。永山昌克氏ホームページ http://www.181cm.com/
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提供:エプソン販売株式会社
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2007年2月8日