携帯型ストレージの中でも、昨秋発売のセイコーエプソン「P-2000」は人気の高い製品の1つ。私の周囲にもP-2000のユーザーは何人かいる。ノートPCを持ち歩かずに、画像のバックアップができることはデジカメヘビーユーザーの強い味方だ。
P-2000から「P-4000」への改良のポイントは、HDD容量が40Gバイトから80Gバイトへと倍増したことと、付属バッテリーが2300mAhの「PALB2」から、2600mAhの「PALB3」に変更になったことの2点。バッテリーの強化によって、フル充電の状態で本体のHDDに転送できる総容量は、CFカードの場合、11Gバイトから16Gバイトへとアップしている。
それら以外のスペックには差がなく、デザインや操作性も変わっていない。ちなみにP-2000は発売後にファームウェアのバージョンアップを何度か行っており、最新ファームならRAWデータの簡易再生に対応するデジカメの機種などにP-4000との違いはない。
両モデルは併売されるので、必要なHDD容量と予算に応じて好きなほうを選べばいい。実売価格はこのページに下のほうに表示されるはずだが、正直なところ携帯型ストレージとしては少々高めの印象を受ける。だが、他のモデルよりもワンランク上の液晶画面の美しさを見れば、この価格も納得するしかないだろう。
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