レビュー
手のひらにGyaO――東芝「gigabeat T802」(1/2 ページ)
東芝のポータブルプレーヤー「gigabeat」といえば、個人的にはアグレッシブな取り組みを続けているブランドというイメージがある。
HDD搭載プレーヤーとして古い歴史を持ち(初代「MEG50JS」は2002年6月登場)、カラー液晶&感圧式タッチパッドを備えた「Fシリーズ」、OSにWindows Mobile Portable Media Center(PMC)を採用した「Sシリーズ」、ワンセグの録画機能を備えた「Vシリーズ」と、さまざまな新機軸を搭載した製品を世に送り出してきた。
HDDの大容量さを前面に押し出す製品展開を行ってきたせいか、iPod/ウォークマンに比べると現在ではやや地味な印象もあるが、フラッシュメモリを利用したTシリーズは名刺サイズというスリムなボディに無線LANを搭載したモデルを用意し(レビュー)、PCレスでポッドキャストのダウンロードが可能という新提案を行った。
その無線LAN搭載モデルがこの度バージョンアップ。動画配信サービス「GyaO」の本製品向けサービス「GyaO for gigabeat」の視聴も可能となった。無線LAN搭載のポータブルプレーヤーとしてはiPod touchの登場とバージョンアップが記憶に新しいが、本製品はどのような楽しみを提供してくれるか、試用してみた。
GyaO for gigabeatに対応するgigabeat Tは「gigabeat T802」「gigabeat T401 Ver2.0」の2製品。基本的な機能は昨年8月に発表された無線LAN搭載モデル「gigabeat T401」とほぼ同一で、いずれもGyaO for gigabeat対応の新ファームウェアを搭載しており、T802はメモリ容量がT401の4Gバイトから8Gバイトへ増量されている。ここではT802を取りあげる。
カートサイズのスリムボディ
T802の外観にT401からの変更はなく、54(幅)×85.6(高さ)×9.9(奥行き)ミリ、重さ約58グラムというカードサイズのスリムかつ軽量なボディとなっている。ボディカラーはブルーの縁取りがされたブラックのみの設定で、これもT401と変わらない。無線LAN非搭載のT401Sはブラック/ホワイト/レッドの3色が展開されている。
搭載する液晶は2.4インチ(解像度は320×240ピクセル)。その液晶下部には十字キーと4つの操作ボタンが配置されている。4つのボタンは左上から時計回りにひと階層戻るバックボタン、決定を行うOKボタン、再生/停止ボタン、メニューを呼び出すスタートボタンだ。
十字キーはカーソル移動のほか、再生時には上下が音量、左右が送り/戻しとして機能する。これ以外には底面の電源/ホールドスイッチのみであり、インタフェースはシンプルといえる。
液晶は明るさが5段階に調節可能だが、最大輝度にしても表面処理の影響か明るい店舗内などではやや映り込みが気になった。これは電車内などでは気にならないし、使っているうちに慣れるものではあるが、本体に指紋が付着しやすいのは改善して欲しかった。
GyaOをポータブルプレーヤーで楽しむ
本製品の最大の特徴は、動画配信サービス「GyaO」の本製品向けサービス「GyaO for gigabeat」への対応だ。T401は搭載する無線LAN機能をポッドキャストのダウンロード専用としていたが、本製品では動画視聴も追加されたことになる。
GyaO for gigabeatはPC向けのGyaOや携帯向けのモバイルGyaOとも異なる、9ジャンル(映画/ドラマ/ドキュメンタリー/音楽/スポーツ/バラエティ/アニメ/アイドル/ビューティー)・600本以上の映像を無料視聴できるサービス。配信される映像は解像度QVGA/ビットレート384kbpsなので、ワンセグ以上の画質が楽しめる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
2
「5年でバッテリーが使い物にならなくなる」は本当か テスラ「モデル3」5年目点検で分かったこと
-
3
GMO熊谷代表「社内ホワイトハッカーが事前に指摘」も対策遅れ、国に「能動的サイバー防御」要請 「責任転嫁では」SNSで批判も
-
4
グッスマに不正アクセス、公式EC閉鎖 会員の住所や注文履歴など漏えいか 再開目処立たず
-
5
Xの「いいね」長押しで1ドル送金 マスク氏が“投げ銭”機能を予告
-
6
たばこ休憩なき時代の“一服”をどう取るか 温熱と“聞こえない音”で休む、JT子会社のアイマスクを試す
-
7
「楽天ドライブ」に不正アクセス 保存したデータなど1.5万アカウント分が取得・閲覧のおそれ
-
8
パナソニックHD子会社、使用禁止の生成AIに従業員約33万人分の個人情報をアップロード
-
9
「能動的サイバー防御」きょう開始 警察・自衛隊などが攻撃元サーバを無害化 高市首相も狙いを説明
-
10
「漏えい」の一言で素通り客が振り返る──相次ぐ情報流出の中で開幕のセキュリティ展示会 来場者の態度も激変
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR