「物欲、刺激されました」、ブロガーが着目したJVC「HA-SZシリーズ」3つのポイント潮晴男氏のレビュー「いいたい放題」も掲載(2/4 ページ)

» 2013年05月14日 10時00分 公開
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賛否両論!? デザインと装着感

 一方、男女で意見が真っ二つに分かれたのが、サイズとデザイン。やはり「男性的で重厚感のあるフォルム」という印象を持たれた方が多かったようで、男性には「質感は総じて高く、溢れ出る高級感と見事なまでの造形美に魅入られてしまいました」(DIGITAL GRAPHERのyamkeiさん)とかなり好評だったが、女性陣は「男らしすぎるゴツゴツしたデザイン」(家電blog、kazumiさん)、「デッカい!ごつい!重い!」(necomet、yuki_yuさん)と容赦ない。ただ、実際に身につけて音を聴きはじめると、印象はガラリと変わるようで、「頭に綺麗にフィットするので意外と重さを感じないのでした。コードもぶっといタイプじゃないので、そこまで仰々しくはないし。何より、一度音を聴いてしまうと、そんなのどうでもよくなってしまった…」(necomet、yuki_yuさん)。

「HA-SZ2000」(左)と「HA-SZ1000」(右)。HA-SZ2000はハンマートン仕上げで高級感を演出している

 装着時の安定感については好印象。「重さもややありますが、これは装着した状態で下を向いたりしなければ特に問題ないレベルでした。きちんと頭頂部とパッドで負荷分散されているように感じます」(komugidot、くろぺんさん)、「装着したまま下を向いて曲に集中していたら首が少し疲れますが、普通に聞いていて重量感を感じないのは頭頂部、パッドと上手に重量が分散されているからでしょう」(ぐりむさんの技術メモ、ぐりむさん)。

 一方、イベント中に潮晴男氏から「短い」と指摘されたケーブル(1.2メートル)は、ポータブル用途を意識したため(延長ケーブルを付けて長くすることはできても、元々長いケーブルは短くすることはできない)。ただ、やはりサイズやヘッドフォンアンプとの組み合わせも好ましいことを合わせ、「この性能は据置機器用のヘッドホン」(iPodで使うイヤホンとかヘッドホンのblog、H.Aさん)と感じた方が多かったようだ。

 そのほか細かいところでは、ヘッドバンド部の根元に刻まれたL/Rを示す点字に注目した方も。「さすがJVC! これまでのモデル同様、「HA-SZ1000/2000」にも「L/R」が点字でも表記されております。こういう姿勢、良いよね!!」(n00bs、gomaさん)。

L/Rを示す点字もポイント

狙いはライブの臨場感

 では、肝心の“音”はどうだったのか。JVCの目指したのは、「ライブ音源ならライブ会場、コンサート会場なら特等席で聴いているような、そういったヘッドホン」(同社 商品企画担当の江野澤仁嗣チーフ)というもの。むやみに低音を強調するのではなく、豊かな低域を“臨場感”につなげる試みだ。

 効果は上々。「コンセプトで狙った通りのライブ会場の重低音の感じって音になっていて、これはすごいなと。ヘッドホン重くてどーなのと思ったけど、この音だったらゆっくりできる場所で使いたい」(スローシンクロ、須藤ロボさん)。「生々しいライブ感が半端じゃあないです!!!!」と感嘆符を4つも付けてくれたのは、BulletChargeGaugeFiveの浅井鉄さん。「包み込むような広くまぁるい音場の中で、立体的に奏でられる音楽に感嘆するばかりでした」。

 「オーディオワールド」のアウディオさんは、「ストリームウーハーDB(ダブルバスレフ)」が奏でる低域に着目。両モデルを「質の良い低音」と評価とした上で、「その音楽で本来鳴っている低音をそのまま一回り筋力アップさせた感じ〜中略〜妙なバランスで、勝手にリバーブさせたり、原音をイジるようなことはない」と解説してくれた。

 また「HA-SZ1000」と「HA-SZ2000」の音質的な違いに注目が集まったのもヘッドホンのイベントならでは。「カタログ・スペック上、一部使われているパーツの違い程度なのに、『HA-SZ2000』と『HA-SZ1000』で音の違いがあるということが驚き。ジャズやクラシックなど、アコースティックな響きには『HA-SZ2000』が、汎用的に、重低音の効いた曲が多いなら『HA-SZ1000』が良い印象だ」(D.I.'s MemorandumのD.I.さん)。「(HA-SZ2000は)HA-SZ1000と比べると少しだけ低音は控えめに感じますが、明らかにボーカルが前に出てきてバランスよく鳴っています。音源と耳の間にあった一枚板を取り払ったかのような感じ。『上位機種すげえ!』って思いました。(DIGITAL GRAPHERのyamkeiさん)。「正直、この違いで1万円の差があるかな、と思いながら視聴してみましたが、HA-SZ2000のほうが中・高音域で解像感が高まり、音の抜けがはるかに良くなっていると感じました」(Fool on the Webさん)。

 中には物欲を刺激されてしまった方も。「SZ2000は最高です!申し分ない!ほしい!」(そうだ、画面に入ろう!、みねみんさん)。さらには、イベント中にTwitterで「ぼくHA-SZ2000かう!」(こはる's Blog、こはるさん)と宣言しちゃった方も……。ちなみに「VICTOR DIRECT」で「HA-SZ1000/2000」を予約すると、先着100名様に特製「スマートフォンフォルダー」がついてくる。

試聴中(左)。皆さん手持ちのシステムがすごい。据え置き型のUSB DACやヘッドホンアンプにモバイルバッテリーを組み合わせてポータブルとは、ただ者ではありません(右)

 もう1つ多かったのは、テレビや映画鑑賞に使ってみたいという意見。「HA-SZ1000/2000の場合、その場面ごとの音場をそのまま伝えてくれるという性質がうまく活かされるのではないかと思っている」(ITレガシー、hsatoさん)、「どちらもよく低音が鳴っているのですが「HA-SZ1000」では特に中高域に比べに低音が強いように感じました。映画鑑賞などに使用するとかなりの迫力で試聴することができそうです」(komugidot、くろぺんさん)、「一番よいと思えるのは、やはりPCでの映画鑑賞ではないかなと。しっかりとした低音は映画鑑賞に最適だと、ほかの何人かの参加者も感じていたようでした」(impracticable theory 机上の空論、みっきーさん)。

 確かにライブの臨場感は映画でも良い方向に作用するだろう。開発側があまり意図していなかった良い部分まで発見できたのは、目の肥えたブロガーさんが集まったイベントならでは、といえるのかもしれない。

最後はジャンケン大会で盛り上がりました

 では、イベントのご意見番を務めたAV評論家・潮晴男氏は新製品をどのように感じたのだろうか。次ページからの製品レビュー“潮晴男の「いいたい放題」”にも注目してほしい。

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