夏場、とくに気になる臭い。もし自分から嫌な臭いがしていたら……それを“なかったこと”にしてくれるのが、AQUAから登場した「ラクーン」です。そんな便利アイテムがITmediaのオフィスにやってきました。
お昼に立ち寄った焼き肉屋の臭い、仕事終わりの居酒屋でついたタバコの臭い、そして夏場に汗をかいた後、次第に漂いはじめる独特の臭い。そんな臭いに気づき、顔をしかめた経験は誰にでもあるはず。まして臭いを発しているのが自分だったとしたら、人と接する機会の多い仕事なら気にしないわけにはいきません。毎日着なければならない制服やスーツ、家の洗濯機では洗えないおしゃれ着ならなおさらでしょう。
そんなイヤな臭いを“なかったこと”にしてくれるのが、AQUAブランドから登場した「Racooon」(以下、ラクーン)です。オゾン(O3)を使い、臭いのもとや衣服で繁殖する雑菌を駆逐してくれる頼もしいアイテム。今回は、その仕組みと実力のほどをITmediaのオフィスで検証してみました。
最近では夏場にクールビズを実施する会社も増えていますが、外回りの営業マンはまだスーツという方が多いようです。営業とは、たとえ背中を汗が流れていても涼しい顔でいなければならない過酷な仕事。もちろんワイシャツやジャケットも無事ではありません。臭いは雑菌が繁殖して発生するため、部分的であっても汗がしみていたら要注意。後から臭ってくるのです。
さっそく1人の若手営業マンが帰社しました。そして自分から漂う臭いに気づき、脇のあたりに鼻を近づけてみると……ツーン。刺激的な臭いに思わず顔をそむけてしまいました。考えてみれば、3日間も同じジャケットを着ています。隣席の女性は素知らぬ顔をして仕事をしていますが、絶対に気づいているはずです。
臭気計を取り出して計測してみると、ピーク値は119。完全に周囲の人にも分かってしまうレベルでした。
彼はジャケットが乾いたことを確認すると、ラクーンに入れてスイッチを押しました。ラクーンの動作モードは、30分、2時間、4時間、8時間。しっかりと除菌と脱臭を行うなら、やはり8時間モードがおすすめです。今回はジャケットなので、ラクーンに入れたまま帰宅。翌朝、臭気計で計測してみると驚くことに一桁台まで下がっていました。服に鼻を埋めてくんくん嗅いでみても昨夜の臭いはまったく感じられません。こうして彼は、胸を張って仕事に臨めるようになりました。
オゾン脱臭にはいくつものメリットがあります。オゾンの化学式が「O3」であることから分かるように、オゾンは酸素原子が3つ結合したもの。空気中の酸素(O2)から生成できるため、材料コストはかかりません。水などを使わないので衣類を傷めることもありません。
ラクーンの台座部分にあるオゾン発生器では、放電によって空気に含まれる酸素分子を一度バラバラにします。すると3つの酸素原子が結合してオゾンが生成されるのですが、オゾンは不安定な状態のため、1つの酸素原子を何かに押しつけて安定した酸素(O2)になろうとします。これを酸化作用といいます。
ラクーンに衣類を入れて運転を始めると、台座部分から微量のオゾンが発生し、ニオイ分子や繊維に付着した菌にアタック(=酸化)を開始します。酸化したニオイ分子はそれまでの性質を失い、菌は死滅。仕事を終えたオゾンは酸素に変わります。これがオゾンによる除菌・脱臭の仕組み。服のニオイは汗などに含まれる有機物をエサに雑菌が繁殖して発生するため、その原因を根本的に取り除くことができます。強い香りで臭いをごまかす芳香剤などとは全く異なる仕組みです。
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