ヘッドフォン女子、音と画にこだわったSIMフリースマホ「ALCATEL ONETOUCH IDOL 3」に驚く彼女がヘッドフォンを外したら(2/3 ページ)

» 2015年12月17日 10時00分 公開
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JBLの“音”に感心する音のプロフェッショナル達

 一般的にキャビネット容積を確保できないモバイルデバイスのスピーカーは低域が不足気味。さらに最近増えてきたストリーミング音楽配信など圧縮された音源では良い音が出ないことも多い。しかしIDOL 3の場合、ディスプレイを横にすると、フロントのデュアルスピーカーがしっかりと画面の両サイドにきて、小さなボディーからは想像できないワイドなステレオ音場を聴かせてくれる。

スピーカーは小さくてもワイドな音場を実現

 スピーカーは米国の老舗オーディオブランド「JBL」の認証を獲得したもの。さらにJBLなどのいくつものブランドを抱えるハーマン・インターナショナルが開発した最新のポータブル機器向け音響技術「Clari-Fi」(クラリファイ)技術が搭載されており、内蔵スピーカーやイヤフォンで音楽を聴く際に欠落した音楽信号を補ってくれる。

 「けっこう、音量が出ますよね。ほかの端末と比べたんですが、そもそもパワフルな音が出るので、普段使いの中で仲間と音楽をシェアできます。Bluetoothスピーカーを持ち歩く必要もなさそう。みんなで音楽を聴きたいときに“すっ”と出せて音楽をシェアできることがうれしいです」。

 DJの仕事で表参道駅の近くにあるクラブ「fai aoyama」(ファイ青山)へ行った坂井さん。スタッフともIDOL 3の話題で盛り上がっているようだ。同店のスタッフ、齊藤篤さんも夜はDJとして活躍する音楽のプロ。IDOL 3の音をしばらく聴いただけで“音の解像度の高さ”を見抜いた。「くっきり音のツブが分かれていて、キック音もしっかりアタックのところが出ていますね。それに端末から360度、音が広がるような印象になるところもいいです」(齊藤さん)。

 しばらく頷きながら聞いていた坂井さん。「それに人の声がすごく聞き取りやすいんです。多くの人が聞きやすいようにチューニングされているのだと思いますが、例えば音楽ではボーカルがはっきりクリアに浮かび上がるので、音に一体感が出て、音楽がイキイキとしてきます。そこが今までのスマートフォンと全く違うところです」。

表参道駅から徒歩1分、骨董通り沿いにある「fai aoyama」(ファイ青山)の齊藤篤さん(fai aoyama/Ableton Certified Trainer)。昼間はパーティースペース「eragu Aoyama」(エラグ青山)として営業しており、結婚式の二次会などに利用されることが多いという

「ONETOUCH MIX」で誰でもDJに?

 せっかくクラブにオジャマしたので、高機能オリジナルDJアプリ「ONETOUCH MIX」も使ってもらった。「ONETOUCH MIX」は、本格的なイコライザーやサンプラー、即戦力となる各種エフェクトを豊富に搭載し、プロレベルのDJ MIXができるという、IDOL 3のプリインストールアプリ。これはプロのDJに試してもらうしかない。

「ONETOUCH MIX」

 「分かりやすくて何も見なくても直感的に操作できるところがいいですね。日本でも最近はフェスが流行っていて、周りの友達――サラリーマンやOLでもDJをやってみたいという人が多いんです。でも、何から始めたらいいか分からないじゃないですか。このアプリがあれば、基礎的なスクラッチやエフェクト、BPM(スピード変更)など基本的なことは全て学べます。スピーカーの音も良いので、皆でワイワイ楽しみながら勉強したらいいんじゃないでしょうか」

 音楽プレイヤーとしての機能もお気に召したようだ。「自動ミックスモードがあって、曲を単純に再生しているとき、曲と曲の間がすんなりと被さって流れていきます。曲間に余分な“間”がないので、音楽をノンストップで楽しめるところが気に入りました」

 2015年8月に行われた製品発表会では、クラブ会場を貸しきり、m-floのTaku Takahashiさんによる「ONETOUCH MIX」の解説とデモンストレーションも行われた。その様子はYoutubeにもアップロードされているので、是非確認してもらいたい。とくに6’00”からのDJパフォーマンスは圧巻だ。

技術解説(2)――ハーマンの「Clari-Fi」(クラリファイ)

 「Clari-Fi」(クラリファイ)は、「JBL」や「AKG」(アーカーゲー)といった有名オーディオブランドを多数抱えるハーマン インターナショナルが独自に開発した技術。音源が圧縮される過程で欠落した情報を復元することに主眼を置いている。同じような働きをうたう技術は他にも多く存在するが、その多くはイコライザーの処理とリバーブ(残響成分)を単純に付加するだけで、再生信号の品質の違いなどは考慮していない。このため、処理後に不要なひずみや音質変化が生じてしまうことも少なくない。オーディオファンの中にはデジタル信号処理を嫌う人も多いが、こうした“作られた音”も原因の1つだろう。

 一方、ハーマンが長年培ってきたプロフェッショナルオーディオの技術とノウハウを元に開発されたクラリファイは、再生している圧縮音声を常時モニターし、最初に音源の品質を分析。その上で、ダイナミックレンジ拡張や周波数補完で圧縮時にばっさりと落とされてしまった低音や高音を補い、リフォーカス処理でボーカルの音像を適切に再配置してくれる。さらに過渡信号拡張やリバーブ補完によってリアルなステレオイメージを復元する。ほかにも圧縮時に生じたひずみや余計な成分を除去するといった機能まで持っている。

クラリファイは音源のクオリティに応じて介入する度合いを変更する

 注目したのは、クラリファイが“音源のクオリティー”(フォーマットや圧縮率)に応じて介入する度合いを動的に変更するという点。例えばMP3の64kbpsといった圧縮率の高い音源ではデータ補完量を増やし、逆にCDレベル(44.1kHz/16bit)の音楽データでは何も手を加えない。圧縮音源やストリーミングといった情報量の少ない場合はクオリティーの底上げを図りつつ、もともと品質の高い音源では本来の音を生かす。開発元がハーマンだけあり、オーディオファンにとっても“かゆいところに手が届く”仕様になっている。

 もう1つの特徴は、クラリファイがすべての出力音源――つまりIDOL 3とBluetooth接続した外部機器で音楽を再生する場合にも有効ということ。ワイヤレスヘッドフォンやBluetoothスピーカーで音楽を楽しんでいる人、そしてストリーミング音楽配信などで情報量の少ない音源を利用している人にとって、IDOL 3はオススメの端末となるだろう。


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