ポータブルナビ“nav-u”にコンパクト&自転車対応の「NV-U3C」
ポータブルナビゲーション“nav-u”の新製品「NV-U3C」が発売。小型化と低価格化を進め、オプションで自転車での利用にも対応した。
ソニーは3月18日、ポータブルナビゲーション“nav-u”の新製品「NV-U3C」を4月21日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は3万7000円前後。
昨年10月に販売開始された“nav-u”「NV-U3/U3V」と同様、画面に指先で図形を書くとコマンドとして認識され地図縮尺変更など10種類の操作が行える「ジェスチャーコマンド」や3D表示、音声ガイダンスなど基本機能はそのまま、液晶画面を3.5型/320×240ピクセル(NV-U3は4.8型ワイド/480×272ピクセル)として本体を小型化、低価格化も進めた。
地図は25メートルから800キロまでの17段階表示に切り替え可能で、全国の「号」までの住所検索データ約3400万件と全国約1000万件の施設電話番号データを収録する。施設情報としては「グルメぴあ」「しあわせ♪グルメ情報」「全国立ち寄り温泉」「サイクリングターミナル情報」の各ガイドブック情報が合計約1万2600件収録されており、地番と電話番号のほか、ジャンル/名称/ガイドブックからの検索が行える。また、PetaMapからスポット情報をダウンロードし、メモリースティック経由で本製品へ追加することもできる。
既存機種に搭載されていた、歩行者用ナビゲーション機能「徒歩モード」は「徒歩モード・プラス」へと進化し、目的地と現在地に加え、徒歩移動の速度でも進行方向を検知し、画面上に表示する。本モード利用時には車用の交通規制は解除された状態で表示・案内される。
GPSのほか気圧/加速度/ジャイロの各センサーを複合させて位置を測定していたNV-U3/U3Vとは異なり、本製品はGPSのみで位置測定を行うが、トンネル内などGPS信号が途切れやすい場所でも自車位置や進行方向、速度などを元に自車位置を推測して表示・案内を続ける「POSITIONアシスト」機能を搭載した。なお、外部GPSアンテナならびにVICSビーコンユニットとの接続は行えない。
本体にバッテリーを内蔵しており、バッテリーのみで約4時間の利用が可能(通常モード時。省電力モードでは約5時間)だ。本体サイズは106(幅)×78(高さ)×17(奥行き)ミリ、約157グラム。カラーはシルバー、ピンク、ホワイトの3色が用意される。
パッケージにはシガー電源コード(12/24ボルト対応)やACアダプタ、キャリングポーチ、ハンドストラップを始め特殊なゲルを試用することで車のダッシュボードへ簡単に固定できる「ピタッと吸盤」を備えたクレードルが付属するほか、別売オプションとして、自転車用クレードル「NVA-BU1」(オープン価格、実売想定価格5000円前後)も用意される。
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