パイオニアは3月24日、プラズマテレビの生産を終了すると発表した。2009年4月1日以降、現行4機種(KRP-500A/600A、KRP-500M/600M)を計3000台生産し、国内向けプラズマテレビの生産を終了する。
同社は1997年12月に世界初となる民生用の50型ハイビジョンプラズマテレビを発売。これまでに国内で累計約30万台を販売したが、収益性の悪化などにより、昨年3月にPDP自社生産からの撤退を、また今年2月にはディスプレイ事業からの完全撤退を正式に発表している。
なお、プラズマテレビのアフターサービスについては、「補修用性能部品の保有期間は機種ごとに生産終了時点から約8年間となっているが、保有期間が経過しても部品在庫がある場合は修理対応する」としている。
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