レビュー
ニコン初のフリーアングル液晶付きデジタル一眼――「D5000」:レビュー(4/4 ページ)
ニコン「D5000」は、上下左右に動くフリーアングル液晶を搭載したデジタル一眼レフ。静止画と動画の両方を自由な構図で撮影できるほか、上位機から受け継いだ多彩な撮影モードを備える。
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1230万画素CMOSセンサーを搭載
撮像素子は、APS-Cフィルムサイズの有効1230万画素CMOSセンサーで、処理エンジンには「EXPEED」を搭載する。画像の精細感は高く、発色はクリアで見栄えがいい。中級機から継承した画質調整機能「ピクチャーコントロール」を使って、発色やコントラストなどの度合いを細かく変更することも可能だ。
ちなみに「D60」では、画質傾向を決める機能「仕上がり設定」を初期状態にしたままでは、非常に高彩度/高コントラストな絵となった。それに比べるとD5000のピクチャーコントロールの初期設定は、より自然でバランスが取れた仕上がりといえる。
感度は、標準でISO200〜3200に対応し、減感設定によるISO100や増感設定によるISO6400も選べる。高感度ノイズ低減は「強め/標準/弱め/しない」の4段階を選択でき、標準以上に設定した際は、ISO800前後でも実用的な画質を得られる。
製品としての位置づけはエントリークラスだが、初級者だけでなく中級者にも適した中身の濃いカメラに仕上がっている。
撮影モード:プログラムAE、絞り:F11、シャッター速度:1/500秒、感度:ISO200、ピクチャーコントロール:スタンダード、焦点距離:44mm、レンズ:「AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR」
撮影モード:プログラムAE、絞り:F11、シャッター速度:1/500秒、感度:ISO200、ピクチャーコントロール:スタンダード、焦点距離:18mm、レンズ:「AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR」
撮影モード:プログラムAE、絞り:F8、シャッター速度:1/250秒、感度:ISO200、ピクチャーコントロール:スタンダード、焦点距離:55mm、レンズ:「AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR」
撮影モード:絞り優先AE、絞り:F10、シャッター速度:1/250秒、感度:ISO200、ピクチャーコントロール:スタンダード、焦点距離:20mm、レンズ:「AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR」
撮影モード:絞り優先AE、絞り:F16、シャッター速度:1/30秒、感度:ISO200、ピクチャーコントロール:ビビッド、焦点距離:26mm、レンズ:「AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR」
撮影モード:プログラムAE、絞り:F13、シャッター速度:1/640秒、感度:ISO200、ピクチャーコントロール:ビビッド、焦点距離:24mm、レンズ:「AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR」
撮影モード:シーンモード「風景」、絞り:F9、シャッター速度:1/125秒、感度:ISO200、ピクチャーコントロール:風景、焦点距離:35mm、レンズ:「AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR」
撮影モード:絞り優先AE、絞り:F5、シャッター速度:1/60秒、感度:ISO200、ピクチャーコントロール:風景、焦点距離:34mm、レンズ:「AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR」
左上から順に、ISO100/200/400/800/1600/3200/6400で撮影。高感度ノイズ低減は「標準」を選択。撮影モード:絞り優先AE、絞り:F11、ピクチャーコントロール:スタンダード、焦点距離:55mm、レンズ:「AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR」
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