JBL上位機のエッセンスをまとったiPod対応オーディオ「SAS100」
「EVEREST DD66000」などJBLの最上位機を手掛けたデザイナーらによって生み出された、iPod対応オーディオシステム「SAS100」をハーマンインターナショナルが発売する。
ハーマンインターナショナルは10月15日、JBLのiPod対応オーディオシステム「SAS100」を11月より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は14万円前後。
新製品は「EVEREST DD66000」など同社歴代フラッグシップモデルを数多く手掛けたインダストリアルデザイナー Daniel Ashcraft氏と、60周年記念モデル「LSシリーズ」を手掛けたシステムエンジニア Charles Sprinkle氏によって開発されたオーディオシステム。CDプレーヤー/FMチューナーを備えたメインユニットと2Wayスピーカーユニットを組み合わせた構成となっており、付属の着脱式iPod DockでiPodの接続も可能。リモコンからiPodの操作も行える。
メインユニットは192kHz/24bitのD/Aコンバーターを搭載、ダイナミックレンジやS/N比の向上を実現したほか、iPodをはじめとしたMP3/WMAなどのデジタル音源をきめ細やかなサウンドとするDSPも搭載する。アンプは65ワット×2のClass Dアンプで、ボリュームノブ内部にパワーインジケーターを備えている。
スピーカーは25ミリ径MMDドームツィーターを125ミリ径フラットダイヤフラムウーファーを組み合わせた2Way構成。MMDドームツィーターはアルミとセラミックという2つの素材を振動板に配置した2レイヤー構造で、解像度の高さと暖かみを両立。ウェーブガイドによってクロスオーバー帯域を意識させないつながり感を生み出し、ショートホーンに搭載されたフラットダイヤフラムウーファーとの相乗効果で、全帯域に渡るバランス良い再生を可能としている。
入手力端子の豊富さも特徴のひとつ。サイドパネルには音声入力(ステレオミニ)×1/USB(USBメモリ用)×1/ヘッドフォン出力(ステレオミニ)×1を、バックパネルには音声入力(RCA)×2/PHONO(MM)×1/デジタル(COAXUAL)×1/デジタル(OPTICAL)×2/音声出力(RCA)×1をそれぞれ搭載する。
CDチューナー&アンプ「SAS100SU」、スピーカー「SAS100SP」、iPod Dock「JBL BRIDGE2」とそれぞれのコンポーネントの単品購入も可能となっており、いずれも価格はオープンとなっている。
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