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広がる「デジアナ変換」、イッツコムなども提供
イッツ・コミュニケーションズとYOUテレビは5月26日、総務省から要請を受けた「デジアナ変換」による地上デジタル放送の提供を2011年7月までに開始すると発表した。
イッツ・コミュニケーションズとYOUテレビは5月26日、総務省から要請を受けた「デジアナ変換」による地上デジタル放送の提供を2011年7月までに開始すると発表した。デジアナ変換については、大手MSOのJ:COMをはじめ、ビック東海、ベイ・コミュニケーションズなど複数のCATV事業者が既に提供を表明している。
デジアナ変換は、ケーブルテレビ事業者が受信した地上デジタル放送を局内でアナログに変換し、家庭に再送信するというもの。2011年7月24日のアナログ停波により、地上デジタル放送の受信環境が未整備の家庭はテレビを視聴できない可能性があることから、総務省がケーブルテレビ事業者に対して暫定的な導入を要請している。2015年3月末までの暫定的な措置となるが、契約者は既存のアナログテレビを継続利用できる。同社によると、視聴者の中には、現在のアナログ受信機を継続使用したい、2台目以降のテレビ買い替え負担が大きいといった要望があるという。
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