三菱電機、3Dも入ったオールインワン液晶テレビ「MDR1シリーズ」:2D−3D変換も
三菱電機は、液晶テレビ“REAL”のオールインワンモデルに3D対応の「MDR1シリーズ」3機種を追加した。
三菱電機は8月24日、ハイビジョン液晶テレビ“REAL”のハイエンドモデルとして、「MDR1シリーズ」を10月21日に発売すると発表した。3D映像に対応し、LEDバックライトを初めて搭載。従来の“オールインワン”モデルと同様にBDレコーダーとHDDも搭載した盛りだくさんの仕様だ。価格はオープンで、実売想定価格は55V型の「LCD-55MDR1」が50万円前後、46V型の「LCD-46MDR1」が40万円前後、40V型の「LCD-40MDR1」が30万円前後。
対応する3Dフォーマットはサイドバイサイドとフレームパッキングで、アクティブシャッター方式の専用メガネは2個同梱される。従来の3Dテレビでは、立体感は再生する映像コンテンツ側で設定されているが、同製品ではユーザーが好みの立体感を調節できる「奥行きアジャスター」機能を搭載した。調節範囲は「+1 手前に」「0 標準」「-1 奧に」「-2 もっと奧に」の4段階。オリジナルコンテンツに用意された右目用と左目用の映像を水平方向に移動させ、視差の大小を生みだすことで立体感を調節する。
2D映像を擬似的に3D映像に変換する機能も搭載した。リモコンの「3D」ボタンを押すと「放送(入力のまま)」「3D」「通常映像→疑似3D」「3D→通常映像」という4つのメニューが選べる。「通常映像→疑似3D」を選択して3Dメガネを使用すれば、疑似3D映像を視聴できる。
液晶パネルはLEDバックライトを4倍速で駆動する新「DIAMOND Panel」となった。パネル表面は光沢処理を施し、「艶のある映像」を目指したという。さらにスピーカーにもこだわりを見せた。左右に各2個、センターに各4個、ウーハーを各1個と合計10個のスピーカーをパネル下部に配置する。センタースピーカーを追加したことによりセリフやボーカルが聞きやすくなったほか、5.1チャンネルのサラウンド音場を再現する。
「オートターン」機能や「しゃべるテレビ」機能、「ECOメーター」などの省エネ機能は引き続き搭載される。さらに「アクトビラ ビデオ・フル」に対応するほか、録画した番組のCM部分をカットできる「オートカットi」などの便利機能も盛り込まれた。
関連記事
- 三菱電機、液晶テレビ「REAL」のオールインワンモデル「BHR」に4モデル
三菱電機は、BDレコーダーとHDDを搭載したオールインワン液晶テレビ「BHR」シリーズの新製品4機種を7月2日から順次発売する。 - 三菱電機、LEDバックライト搭載の液晶テレビ、“REAL”「MLW/ML/LB」
三菱電機は液晶テレビ“REAL”の新製品として、LEDバックライト搭載の3シリーズ「MLW/ML/LB」を発売する。 - 三菱電機、75V型の3Dレーザーテレビを8月に発売
三菱電機は、3D映像に対応した75V型レーザーテレビ「LASERVUE(レーザービュー)」を8月21日に発売する。 - 三菱電機、BDレコーダー“REAL ブルーレイ”の新製品
三菱電機は、Blu-ray Discレコーダー“REAL ブルーレイ”の新製品「DVR-BZ340」「DVR-BZ240」を発売する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.