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「市場は一変した」、シャープが“フリースタイルAQUOS”の販売戦略を説明(2/2 ページ)
シャープは“フリースタイルAQUOS”新製品「F3シリーズ」などの説明会を開催。アナログ停波後の市況についても触れ、独自の販売戦略を語った。
スタンドは新デザイン&シンプル化
新製品のF3/F5シリーズは、こうしたニーズをさらにくみ取るために企画されたフリースタイルAQUOSのラインアップ拡大施策だ。既報の通り、F3シリーズは基本的にF5シリーズと同じ機能を持ちながら、壁掛け金具を別売とし、スタンドのデザインを変更したマイナーチェンジモデル。新スタンドは、ディスプレイ背面の壁掛け金具用ねじ穴を利用するシンプルなスタイルだ。F5シリーズに付属するスタンドは左右の首振りが可能だったのに対し、F3シリーズは固定となった。
F5シリーズとの価格差は2万円程度と差は小さいが、「将来的には壁掛けにしたいが、すぐではないケース」にくわえ、アンテナ端子のない部屋にテレビを設置したい人」「ごちゃごちゃした配線をなくしたい人」といったユーザー層に対し、「ややお買い得なスタンダードモデルと位置づけ、訴求する」。
F5シリーズのレッド(左)。別体のチューナー部。ディスプレイとの間は5GHz帯のIEEE 802.11nを使用(中)。F3シリーズでは省略された専用壁掛け金具。もちろんオプションとして後で購入することも可能だ(AN-40WL2、9450円)
F5シリーズのレッド系は、和室や木製ラックにも合うように落ち着いた印象の赤にした。20V型、32V型、40V型の3サイズを展開する。これら新製品の追加により、フリースタイルAQUOSのラインアップは全18モデルに拡大した。
このほか、F5シリーズの発表時にも展示していたエレコムの“壁寄せスタンド”および“スイーベル壁掛け金具”も近日中に発売される予定。価格などの詳細はエレコムの発表を待つことになる。「インテリアを変える追加設置オプション。両者のコラボレーション商品として訴求していく」と話している。
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