自動録画に超解像、日立“Wooo”に2タイプのパーソナルサイズ新製品:ぜ〜んぶ録画テレビ
日立コンシューマエレクトロニクスは、液晶Woooの新製品として、パーソナルサイズの「HP09シリーズ」および「K09シリーズ」を発表した。これで同社製テレビは全ラインアップが録画対応となる。
日立コンシューマエレクトロニクスは1月17日、薄型テレビ“Wooo”の新製品として、19V型から32V型までのパーソナルサイズをカバーする「HP09シリーズ」および「K09シリーズ」を発表した。1月28日から順次発売する。
いずれも録画機能をサポートした液晶テレビ。HP09シリーズは内蔵HDDとiVポケットを備え、一方のK09シリーズはUSB外付けHDD(別売)録画に対応する。これで日立のWoooシリーズは、サイズを問わず全ラインアップが録画対応となった。
型番 | 内蔵HDD | iVポケット | USB録画 | 超解像技術 | 発売日 | 実売価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
L26-HP09 | 320Gバイト | ○ | ー | ー | 2月下旬 | 9万円前後 |
L22HP09 | 320Gバイト | ○ | ー | ー | 2月下旬 | 8万円前後 |
L32-K09 | ー | ー | ○(USB2系統) | ○ | 1月下旬 | 7万8000円前後 |
L26-K09 | ー | ー | ○(USB2系統) | ○ | 1月下旬 | 7万円前後 |
L22-K09 | ー | ー | ○(USB2系統) | ○ | 2月下旬 | 6万円前後 |
L19-K09 | ー | ー | ○(USB2系統) | ○ | 1月下旬 | 5万円前後 |
HDD内蔵、“スマート録画”の「HP09シリーズ」
22V型と26V型をラインアップする「HP09シリーズ」は、HDDとAVCエンコーダーを標準搭載した“録画重視”のパーソナルテレビだ。最大8倍の長時間録画(TSX8モード)が可能で、320Gバイトの内蔵HDDにハイビジョン解像度のまま約256時間ぶんの番組を録画できる。また本体側面のiVポケットにiVDR(別売)を挿せば、簡単なメニュー操作で録画番組をダビングが可能になる。
地上/BS/CS110度対応のチューナーを2基搭載。同時に録画できるのは1局だが、録画中でも裏番組を制約なしで視聴できる。また、過去の録画・視聴履歴からユーザーの好みを推定し、条件に合う番組を教えてくれる「Woooおすすめ番組」や、同じタイトルの番組を自動的に分類・フォルダ分けする「ワケ録」、登録したキーワードに合致する番組を自動的に録画する「キーワード自動録画」など、上位モデルと同等の機能を備えた。「XPシリーズの使い勝手を小型テレビでも実現する」(同社)。
液晶パネルは両サイズとも1366×768ピクセルで、エッジタイプのLEDバックライトを搭載。上位モデルの「S08/GP08シリーズ」と同じ映像エンジン「PictureMaster3」を採用した。
DLNAのプレーヤー/サーバ機能や「アクトビラ ビデオ・フル/ダウンロード」「テレビ版Yahoo!JAPAN」対応などネットワーク機能も充実させた。もちろん、スマートフォンやタブレット端末からテレビを操作できる専用アプリ「Wooo Remote」もサポートした。なお、無料の「Wooo Remote LITE」については、3月からAndroid版が提供される予定だ。
HDMI端子は3系統で、ARCをサポート。ほかにD4端子やコンポジットビデオ入力、USB端子(録画は非対応)などを備えている。
“超解像”搭載、USB HDD録画に対応した「K09シリーズ」
一方のK09シリーズは、HDDを内蔵しない代わり、超解像技術「ピクセルマネージャーSG」を搭載した“画質重視”のパーソナルサイズだ。32V型、26V型、22V型、19V型の4種類をラインアップしており、すべてWXGA(1366×768ピクセル)の液晶パネルとエッジ型LEDバックライトを採用した。
「ピクセルマネージャーSG」は、入力された信号の解像度を分析し、映像の部分ごとに精細度を向上させる処理により、奥行き感のあるクリアで高精細な映像を再現。デジタル放送やゲーム画像なども高精細に楽しめるという。また自動画質調整機能が最新の「インテリジェント・オート高画質3」となっている点もHP09シリーズとの違いだ(HP09シリーズはインテリジェント・オート高画質)。
録画用のUSB端子は側面に2つ用意され、同時に2台までの外付けHDDを接続できる(登録は8台まで、ハブは使用不可)。AVCエンコーダーは非搭載のため録画はTSモードのみとなる。またiVポケットは搭載していないが、USB端子に市販のiVDRアダプターを接続することはできる。
チューナー構成は、地上デジタル×2とBS/CS110度×1のため、BSやCSを録画している場合には、BS/CSの裏番組を見ることはできない(地上デジタルは可能、BS/CSも録画中の番組は視聴可能)。このほか、「Woooおすすめ番組」は利用できるが、「ワケ録」や自動録画には対応していない。
DLNAのプレーヤー/サーバ機能をはじめ、「アクトビラ ビデオ・フル」「テレビ版Yahoo!JAPAN」「Wooo Remote」をサポート。。HDMI入力は3系統となっている。
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