シャープ、“AQUOSクアトロン”の70V型「LC-70Q7」を発表:面積は32V型の4倍
シャープは、70V型の液晶パネルを搭載した“AQUOSクアトロン”「LC-70Q7」を3月10日に発売する。推奨視聴距離は約2.6メートルのため、6畳間にも設置できる。
シャープは2月14日、液晶テレビ“AQUOS”の新製品として、70V型の“AQUOSクアトロン”「LC-70Q7」を発表した。3月10日にオープンプライスで発売する予定だ。店頭では55万円前後になる見込み。
昨年秋にリリースした「LC-70X5」に続く70V型モデル。画面サイズは153.9(横)×86.6(縦)センチと、一般的な32V型の4倍以上にあたり、テレビ放送画面とWebブラウザを横に並べたマルチ画面表示でも32V型相当の映像を楽しめるという。推奨視聴距離は約2.6メートルのため、6畳間にも設置できる。
独自のUV2A技術と「4原色技術」を採用したフルHD(1920×1080ピクセル)パネルを搭載。通常のRGBにY(イエロー)のサブピクセルを加えたクアトロンパネルは、従来は表現が難しかった黄金色や自然の深い黄色、シアンなどをあざやかに描き出すという。直下型LEDバックライトとの組み合わせにより、消費電力も削減した。
USB外付けHDDへの録画をサポートし、地上/BSデジタル/CS110度デジタルチューナーを2基搭載。裏番組を録画しながらリアルタイムの放送を視聴できる。また、DLNA/DTCP-IPのプレーヤー(クライアント)機能や「アクトビラ」「ひかりTV」「YouTube」などネット動画配信サービスをサポート。オプションのUSB無線LANアダプターを使用すれば、ワイヤレス接続も可能だ。HDMI入力は4系統で、そのほかにD5映像入力やコンポジットビデオ、アナログRGBなどを備えている。
このほか、室内の明るさに合わせて画面輝度を自動調整する「明るさセンサー」、室内照明が消えるとテレビの電源をオフにする「照明オフ連動」などの省エネ機能を搭載。年間消費電力量は、同社の60V型と同等の174kWh/年という。
付属のテーブルスタンド装着時のサイズと重量は、1613(幅)×344(奥行き)×975(高さ)ミリ、約42キログラム。なおシャープでは、LC-70Q7の専用オプションとして、壁掛け金具「AN-52AG6」(2万6250円)やシステムラック「AN-65SR3」(6万8250円)を同時に発売する。
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