黒もうれしい“プチ食洗”、パナソニック「NP-TCR1-CK」導入記:完全自腹ノンフィクション(3/3 ページ)
パナソニックの「NP-TCR1-CK」は、コンパクト設計がウリの“プチ食洗”だ。しかもコモンブラックのクールな外観。導入から使用感まで、詳細にリポートしていこう。
わが家ではコーヒーや紅茶を毎日飲むこともあり、カップに残る茶渋はけっこう気になっていた。しかし、プチ食洗が来て以来、茶渋を見ることはない。洗い上がったカップはいつもピカピカ。さらに嫁の機嫌も良いので、衛生上はもちろん、精神衛生上も良い買い物をしたと思っている。
また、プチ食洗がきて変わったことといえば、食卓に並ぶ皿のサイズが一回り小さくなったこと。庫内容積に合わせ、普段使う皿を変えたからだ。それでも2人暮らしの夕食分くらいは余裕で洗浄できるし、1人暮らしなら1日分をまとめて洗うくらいでいいと思う。
次に、テレビのボリュームが大きくなった。というのは、夕食後に洗浄をスタートすると、やはりそれなりの運転音がして、テレビの音が聞こえにくくなるからだ。キッチンが独立している家ならともかく、リビングダイニングの場合は、ちょっとうるさいと感じるかもしれない。
もう1つ、気になったのは乾燥機能の必要性について。プチ食洗は、70度という高温のお湯をブーメランノズルで吹きつけて洗浄する。このため、例え乾燥の工程を省いても、洗い上がったときには食器はほとんど乾いている。うつぶせにしたコーヒーカップの底(の裏側)にお湯が少したまることはあるが、少なくとも家庭での利用に問題はない。
乾燥は電気もくう。実は最初に食洗機を動かしたとき、乾燥工程に入った途端、ブレーカーが落ちた。うちは60アンペア契約なので、まず落ちることはないと思っていたのだが、ちょうどエアコンとコーヒーメーカーが同時に動いていたので(あとプラズマテレビとかAV機器全般も)、一時的に許容量を超えたようだ。それ以来、食洗機は常に乾燥なしモードで運用しているが、まったく不足は感じていない。
プチ食洗には2つのラインアップがあり、「NP-TCR1-CK」は「エコナビ」と乾燥機能を備えた上位モデルの位置づけ。完ぺきな乾燥が必須でなければ、下位モデルの「NP-TCM1」でも十分だと思う。ただ、下位モデルには“黒”が設定されていないあたり、商品戦略のうまさを感じてしまうのだった。
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