192kHz/24bit対応、ソニーが9.1ch対応AVアンプ「TA-DA5800ES」など2機種を発表
ソニーは、AVアンプの新製品として、9.1ch対応の「TA-DA5800ES」および7.1ch対応の「STR-DN2030」を発表した。
ソニーは9月3日、AVアンプの新製品として、9.1ch対応の「TA-DA5800ES」および7.1ch対応の「STR-DN2030」を発表した。TA-DA5800ESは11月10日発売で価格は27万3000円、STR-DN2030は10月25日発売で8万4000円となっている。
TA-DA5800ESには、9ch化した新設計の「第4世代広帯域パワーアンプ」を搭載。従来の「広帯域パワーアンプ」に対し、さらに帯域特性と信号経路を見直したという。また、9本のスピーカーが設置できない環境でも9.1chサラウンドの音場を楽しめるよう、フロントハイスピーカーを仮想生成する「バーチャル・フロントハイ」およびサラウンドスピーカーを用いてサラウンドバックを含む4ch分の音を理想的な角度から再生する「スピーカーリロケーション with A.P.M.(オートマチック・フェーズ・マッチング)」を採用。さらにスクリーン使用時などにセンター/フロントL/Rを信号処理によって高い位置(スクリーン中央)から聞こえるようにする「ムービーハイト」を新たに搭載した。
WAVとFLACの192kHz/24bit再生をサポート
大型のヒートシンクを搭載し、ファンに頼らずに温度上昇を抑える「高音質ハブ型高速ネットワークエンジン」を搭載。新たにDLNAのネットワークオーディオ再生において、WAVとFLACの192kHz/24bitハイレゾ&5.1chマルチチャンネル再生に対応した。同社によると、AVアンプとしては業界初。また使わないLANポートをオフにしてノイズを排除する「LANポートアクチベーション」機能で音質を向上させている。
USB DAC機能もアップデート。新たにアシンクロナスモードに対応したほか、ネットワーク再生と同様にサンプリング周波数192kHz/24bitをサポート。PCとUSBケーブルで直接接続してハイレゾ音源を楽しめる。またUSB端子はUSBメモリ内の音源再生やウォークマン、iPhone/iPodのダイレクト接続も可能になっている。さらに、別売の映像&USBケーブルで接続すれば、音楽だけでなく映像や静止画も再生可能だ。
HDMI入力は9系統。シリコンイメージの「InstaPrevue」に対応し、最大4入力までHDMI入力の映像を子画面表示できる。さらに4K映像のパススルーや4Kアップスケーラーも備えた。HDMI出力は2+1(Zone out)。
このほか、YouTubeや「ベルリン・フィル デジタル・コンサートホール」などの動画配信を含むSEN(Sony Entertainment Network)に対応。スマホ用アプリ「ES Remote」によるリモート操作など、ネットワーク機能も充実している。
そのほかの主な仕様は下表の通り。
製品名 | TA-DA5800ES | STR-DN2030 |
---|---|---|
パワーアンプ | 160ワット×9 | 150ワット×7 |
適合スピーカー | 4オーム以上 | 6オーム以上 |
USB DAC | ○(192kHz/24bit) | × |
DLNAクライアント | ○(192kHz/24bit、5ch再生対応) | |
ネットワークサービス | ○(デジタル・コンサートホール、SEN、Youtube) | |
HDMI入力/出力 | 9系統/2+1(Zone out) | 8系統/2+1(Zone out) |
マルチチャンネル入力/出力 | ○/○ | × |
外形寸法(幅×高さ×奥行き) | 約430x187.5x420ミリ | 約430×162×383ミリ |
重量 | 約18.5キログラム | 約12.2キログラム |
価格 | 27万3000円 | 8万4000円 |
発売日 | 11月10日 | 10月25日 |
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