あれば安心、緊急地震速報/緊急警報放送を受信できる防災ラジオライト「グラピカ」:橘十徳の「自腹ですがなにか?」(2/2 ページ)
今回紹介するのは緊急地震速報や緊急警報放送を受信できる防災ラジオライト「グラピカ」。地震や津波の警報に連動して自動的にラジオが起動し、LEDが点灯して災害を知らせてくれる。
緊急放送を受信するとラジオが自動起動しライトも点灯
緊急放送の受信機として使う際には、EEWおよびEWSを受信する放送局の周波数をセットしておく必要がある。設定方法は、ラジオをオンにして受信する放送局の周波数を選び、「設定/待機ボタン」を長押しすればOKだ。選択する放送局は、通常はNHKが推奨されている。設定を終えたら「設定/待機ボタン」を短押しすれば待機状態になり、液晶画面に「監視中」の文字が点滅表示される。
緊急放送受信時の動作は、EEWの場合はライト・ランタン・液晶画面が点灯し、液晶画面に「速報」の文字が点滅表示されて音声放送が開始される。その後、3分間放送を継続したあと、再び待機状態へと戻る。
EWSの場合はライト・ランタン・液晶画面が点灯し、液晶画面に「警報」の文字が点滅表示されるほか、「EWS」の文字も点灯。音声放送が開始されて、終了信号を受信すると自動的に待機状態へと戻る。
なお、緊急放送の受信時にミュートを解除したときのラジオ音量はボリュームダイヤルの位置にかかわらず最大音量の約70%となる。うっかりボリュームを絞った状態でおいてあっても、緊急放送を知らせてくれるので安心だ。
監視中のままリビングや寝室に置く場合は、いつのまにかバッテリーが消耗していたという事態を避けるため、USBケーブルとACアダプターを接続した状態で運用したほうがいいだろう。こうしておけば防災時に持ち運ぶ際にも満充電の状態から使い始められる。
携帯電話やスマートフォンの充電も可能
携帯電話を充電する場合は、付属の充電アダプターを充電Yケーブルに取り付けて使用する。スマートフォンの場合はUSB端子にUSB充電ケーブルを挿して使う。なお、待機状態やラジオがONの状態ではスマートフォンや携帯電話を充電することはできない。充電する際は待機状態を解除した上で、ラジオをOFFにする必要がある。
また、本体の電池残量が30%以下の場合は携帯電話の充電が行えない場合もあるので注意が必要だ。バッテリー容量は1000mAhとそれほど多くはないので、あくまで非常時における応急的な使い方と考えるべきだろう。
ハンディライトやランタンにしてもそれほど光量は多くなく、各機能を単独で見れば中途半端な感は否めない。しかしこれらの機能がすべてひとつにまとまっていて手軽に持ち運べることや、EEWとEWSという2つの緊急放送に対応している点を総合的に考えると十分魅力的だと思う。電池容量の少なさや光量の低さなどを念頭に置いた上で、緊急放送の監視を主目的に購入するのであれば、コストパフォーマンスの高い防災グッズとしておすすめだ。
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