本体の見えない「PS4」発表、でも中身はすごい:ゲームは4Kに対応せず(2/2 ページ)
ソニー・コンピュータエンタテインメントが「プレイステーション 4」を発表した。特長は「高い処理能力とソーシャルとの融合、思い立ったらすぐに遊べるアクセス」。しかし価格などは未公表だ。
ソーシャル&セカンドスクリーン
ゲームプレイは、PS4内に常時録画される。これは、ソーシャルネットワークサービス(SNS)を通じて友人とプレイするときに利用するためだ。ユーザーは、専用ワイヤレスコントローラー「DUALSHOCK 4」にある“SHARE”(シェア)ボタンを押すだけで直前数分間のプレイ動画やスクリーンショットを取り込み、コメントを付けてFacebookなどにアップロードできる。
ほかにも、Ustreamなどの動画配信サービスを通じてプレイ動画を生中継したり、ネットワークを通じてアイテムや武器などを友人と融通しあうといったことも可能。FacebookアカウントとSony Entertainment Network(SEN)のアカウントをひもづけることにより、友人との協力プレイやチャット機能を利用できる。このようにソーシャルとの連携機能はPS4にアーキテクチャレベルで実装される。
セカンドスクリーン機能も大きな特長の1つ。PlayStation Vitaはもちろん、専用アプリ「PlayStation App」を導入すれば、手持ちのスマートフォンやタブレットをPS4のセカンドスクリーンとして活用できる。
このうちPS Vitaでは、「リモートプレイ」をサポート。同機能はこれまでも用意されていたが、PS4ではシステムレベルでリモートプレイをサポートすることで、ほとんどのPS4ゲームをPlaystation Vitaでも楽しめるという。
一方の専用アプリは、iOSおよびAndroidの両対応を予定。例えば、「アドベンチャーゲームを遊んでいる時に地図情報を手元で確認する」など、PS4のゲームと連携した画面を表示する。また外出先でスマートフォンからPS4用のゲームを購入すると、自宅のPS4に直接ダウンロードされたり、PS4で遊んでいる友人のプレイを離れた場所からタブレットで鑑賞することも可能になるという。
定額制の音楽配信サービス「Music Unlimited」や、ビデオ配信サービス「Video Unlimited」など、ソニーグループが提供する各種ネットサービスもサポート。さらに昨年買収したGaikai Inc.の技術を活用し、「近い将来、さまざまなゲームを、思い立ったらすぐに遊べる、プレイステーションならではのクラウドサービスを提供する」としている。これには、現行PS3タイトルのプレイも含まれ、「このサービスを通じて、発売以来3000にも上る豊富なPS3タイトルの多くをプレイできる」(同社)。
PS4には、全世界149のソフトメーカーが参入を表明しており、今年の年末商戦発売する予定だ。本体の外観や価格など、詳細は改めて発表する予定だ。
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