PS3なしで使ってみよう
異色のハードディスクレコーダー、「nasne」を徹底検証(後編)(1/4 ページ)
前回は「nasne」と「プレイステーション3」(以下、PS3)を組み合わせて利用するケースを中心に検証した。今回は、外出先からの録画予約に加え、PS3以外のデバイスと組み合わせた場合の使用感などをリポートしよう。
「CHAN-TORU」で外出中も録画予約
nasneでは、インターネット経由の録画予約を、So-netが運営する電子番組表サイト「TV王国」内のサービス「CHAN-TORU」(チャントル)を利用して行う。この点はPS3をはじめ、VAIOシリーズや「Sony Tablet/Xperia Tablet」のいずれと組み合わせて利用する場合でも共通だ。CHAN-TORUは、以前からソニー製Blu-ray Discレコーダーやテレビチューナー内蔵のVAIOシリーズ向けサービスで、新たにnasneが対応した形になる。
CHAN-TORUは、基本的に電子番組表を提供するサービスであり、IDと対応機器をひも付けることでインターネット経由の録画予約が可能になる。対応機器側が常時CHAN-TORUのサーバにアクセスし、ほぼリアルタイム(タイムラグはほとんどない)の録画予約が可能だ。またOPEN-IDでの利用が可能であり、Sony Entertainment Network、 Google、Yahoo!、Twitter、mixiのいずれかのアカウントがあれば利用できるところもポイント。ただし、ブラウザはレンダリングエンジンがWebkitに限定されるため、PCの場合は「chrome」か「safari」を利用する必要がある。このあたりが唯一の制限といえるかもしれない。
nasneでは、CHAN-TORUを利用すると録画番組の再生を除く、多くの操作が行える。電子番組表からの録画予約はもちろん、録画予約の管理、録画番組の一覧/削除などだ。内蔵HDD、外付けHDDの利用状況なども把握できるため、「そろそろ空き領域が不安……」といった場合、出先からでも空き領域を確認し、不要な録画番組を削除するといった操作がをサクっと行える。
CHAN-TORUでは、1つのアカウントに複数台のnasneを登録し、それらを一括管理できる。録画予約では、どのnasneに録画するかを指定したり、各種一覧では一括表示できるのが便利だ。もちろん、どのnasneが対象になっているかも確認できるし、nasneごとに一覧することもできる。画面レイアウトも操作性も異なるが、torneのサブセットと思っても良いくらい。残念なのは「PS3専用地上デジタルチューナー」にはCHAN-TORUが対応していない点で、nasneと一緒に利用する際には注意したい。
もちろん、CHAN-TORUは自宅の中でも利用できる。PS3やnasneがリビングにあっても自室のPCやタブレット、スマートフォンから録画予約の追加や確認が可能となり、かなり便利だ。nasneには直接Webブラウザからアクセスしても主に設定作業しかできないが、CHAN-TORUがあれば実質不要だし、操作性の統一という意味でも録画予約や録画番組の管理機能をあえて搭載しなかったと思われる。CHAN-TORUと組み合わせたときの使い勝手を考えれば、そのポリシーは間違っていないと思う。
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