クリスタ素材非公開、セルシスに詳しく聞いた 「英国政府とは無関係」……決済事業者は?(1/2 ページ)
セルシスのイラスト・マンガ素材共有サービス「CLIP STUDIO ASSETS」で、「公開されていたはずの投稿素材が、大量に非公開になっている」と9月22日ごろから話題になった問題をめぐり、同社がITmedia NEWSの取材に答えた。
このタイミングで非公開素材を増やした理由や数は明らかにせず、「素材の確認は定期的に巡回を行っている」と説明するにとどめた。ただ今回は「確認作業の運用や手順に不十分な点があった」ため誤判定も起きたという。
SNSでは「判定にAIを使ったのではないか」との観測もあったが、同社はAIの使用をを否定。ただ、具体的な確認方法や運用の詳細は「回答を控える」とした。
英国政府とは「無関係」 決済事業者は?
同社のイラスト・マンガ制作ツール「CLIP STUDIO PAINT」(クリスタ)が英国政府と連携する学生支援団体の取り組みに採用された影響を指摘する声も否定。「英国政府とは無関係」だと述べた。
ピクシブが運営する「pixiv FANBOX」でも同時期、「決済事業者からの指摘」で作品が非公開になったとの報告が相次ぎ、SNSでは「クリスタ素材の非公開も同じ理由では」との観測が流れた。この点についてもただしたが、同社は「現時点で追加でお答えできることはございません」と回答を拒否した。
非公開は「ポーズ素材が比較的多かった」
「CLIP STUDIO ASSETS」の大量非公開をめぐっては、人物のポーズ素材だけでなく、ペンや食事用ナイフなど、さまざまな素材が非公開になったことが、国内外のクリエイターなどからSNSで相次いで報告され、ユーザーの間で混乱が広がっていた。
同社によると、非公開になった素材はポーズ素材が比較的多かったという。同社は素材のクリエイターに個別に修正の指針を案内。今後は「なるべく早く」掲載ルールの説明や具体例を増やし、投稿前に判断しやすくするという。
「誤判定による非公開も多く発生」 再公開へ
確認方法の詳細は明らかにしなかった一方、「誤判定による非公開も多く発生しており、確認作業の運用や手順に不十分な点があった」と説明。運用を見直したという。また非公開になった素材を再確認し、誤判定の素材の再公開を進めているという。
まだ非公開の素材についても、「できるだけ多くを適切な形で再公開できるよう確認を続ける」という。
大量非公開がユーザーから報告されたのは22日ごろからで、急に大量に非公開にしたようにも見えたが、同社は「素材の確認は定期的に巡回して行っており、確認の数量や速度は時期により異なる」と説明する。
また今後、「年齢や地域、利用者の設定に応じた表示の仕組み」を実装していく計画を明らかにしている。方法や時期については「具体案を検討している段階」とし、「提供内容と提供目標時期をなるべく早く定めて知らせる」と述べている。
「ユーザーの創作内容は監視しない」
ユーザーからは、個人がCLIP STUDIOのクラウドに保存しているデータまで“検閲”が広がるのではとの懸念が出ている。
同社は「ユーザー個人のクラウドデータを、当社が任意に確認・削除するようなことはない」と断言。端末内にローカル保存された作品データは、同社からは確認できないとしている。
CLIP STUDIO PAINTに作品内容を判定して描画や制作を制限する仕組みはなく、「ユーザーの創作内容を監視・判定し、表現を制限する仕組みは今後も導入しない」と述べている。
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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。
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