50インチ以上が全体の1割近くに、4Kテレビも大きく伸長――GfK Japan調べ
ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(GfK Japan)が家電量販店における薄型テレビの販売動向を発表した。5月は50インチ以上の大画面テレビが数量構成比で9.6%まで上昇した。
ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(GfK Japan)は6月3日、家電量販店における薄型テレビの販売動向を発表した。これによると、5月は50インチ以上の大画面テレビが数量構成比で9.6%まで上昇し、4Kテレビは4月に比べて5.4倍に伸長したという。
同社によると、50インチ以上のテレビ販売は昨年12月以来、数量、金額ともにプラス成長を続けているという。前年比でも5月は数量が18.3%増、金額では12.7%増。薄型テレビ全体ではエコポイント制度やアナログ放送停波に伴う特需の反動により低調な推移が続いているが、「売り場では高付加価値、大画面の製品を中心とした訴求を強めており、これが、大画面クラスの拡大につながった」という。また、各社から新製品が登場した4Kテレビについては、「メーカーと量販店が一体となった売り場の拡充が図られており、5月は前月比で5.4倍と大きく伸長した」(同社)。
GfK Japanが1月から4月にかけて実施した「薄型テレビに関する消費者調査」では、1年以内にテレビを購入する予定の人が製品選択のポイント(機能、特徴)として挙げた条件は「高画質であること」(61%)がもっとも多かった。次いで「消費電力が少ない」が49%、「大画面であること」が38%となり、画質に対する高いニーズが示されたという。同調査は、18歳以上の薄型テレビ購入意向者約570名を対象にインターネットリサーチで行われた。
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