ホンダ、「インターナビ」で災害発生時の情報提供を強化
ホンダが「インターナビ」の機能を強化。災害発生時に全国のインナーナビ装着車から集められた「通行実績情報」を車載ナビやスマートフォンの画面で確認できるようになる。
本田技研工業は9月2日、カーナビゲーションシステム「インターナビ」の機能強化を発表した。災害発生時に全国のインナーナビ装着車から集められた「通行実績情報」や、クルマに異常発生時の「警告灯情報」を車載ナビやスマートフォンの画面で確認できる。9月5日から対応車種のインターナビ・リンク会員向けに提供する。
「通行実績情報」は、震度6弱以上の地震や集中豪雨などの災害が発生した際、対象地域の通行実績情報を車載ナビの画面やiPhoneアプリ「インターナビ ポケット」の地図に反映するというもの。災害によって道路寸断の恐れがある場合でも、通行可能な道路(通行した実績のある道路)を確認できる。
同社は東日本大震災などの災害時に、被災地域に支援に向かう車などをサポートするためにインターナビ装着車から集めた走行データによる通行実績情報をWebで公開していたが、今回の機能追加によって車載のナビ画面やiPhone上でも確認できるようになる。対象車種は、2013年6月以降の「アコードハイブリッド」「アコード プラグイン ハイブリッド」のほか、「フィット」および「フィット ハイブリッド」(いずれも2013年9月〜)の新型車が対応する予定だ。
一方の「警告灯サポート」は、エンジンやエアバックの異常を検知してメーターの蛍光灯が点灯した際、警告の内容と対処方法を確認できる機能。車載ナビ、iPhoneアプリのほかにPC画面でも参照できるため、迅速な対応が可能になるという。対応車種は、「フィット」および「フィット ハイブリッド」(いずれも2013年9月〜)以降の新型車となっている。
関連記事
- KDDI、カーナビ用料金オプションに「Hondaインターナビ」向けプランを追加
auケータイとカーナビのパケット通信料が定額サービス対象となる「カーナビ用料金オプション」に、ホンダが提供するインターナビ・リンク プレミアムクラブ会員向け「Hondaインターナビ」が登場した。 - 大賞は東日本大震災での「通行実績情報マップ」 2011年度「グッドデザイン賞」決定
2011年度の「グッドデザイン賞」が本田技研工業のカーナビゲーションシステムによる情報提供サービスに決定した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.